日本合身後 520日目から600日目
結合520日目。
また気温が下がってきた。冬到来だな。今年は去年よりも各地で楽だといいが。
結合530日目。
北海道民魂の食材「羊肉がオーストラリアから到着した」と言って騒いでいる。個人的には好きにしてくれと思う。そろそろ肉はたくさん食べる歳ではなくなってきた。量があると胃にきつい。あー栗ご飯美味い。
この羊肉はオーストラリアから石炭輸入がスムーズに出来るか試験航海をしたついでに運んできたものだ。地球さんが大きくなって当然地形なども変わっている。従来の海図が役に立たない場合もあろう。だからオーストラリアまで護衛艦を含む船団を組んで行ったのだ。石炭は大丈夫だった。問題ない。船団の1隻が冷凍冷蔵設備を備えており、肉を運んできた。他にニュージーランドにも寄港したという。近いからついでだな。寄れたら寄るようにと船団長にお願いしておいた。こちらでは分からない危険が有るかもしれないので現場判断に任せた。そしたらキウイをたくさん積んで帰ってきた。
護衛艦は偵察任務もあり大変だったろうと思う。航路はマリアナ諸島沿いに直接南下する航路だったらしい。オーストラリアとニュージーランドでは相当な歓迎を受けたようだ。うらやましいぞ。俺もいつかは行きたいものだ。
結合540日目。
原子力発電所の燃料棒が使用限界を迎えることによる運転停止は、当然電力不足を招く。建設に短くても5年の年月がかかる水力発電所は人材不足などもあり建設そのものが現状では不可能である。残るは火力発電所しかない。唯一制作可能な日立によると100万キロWが8基。と聞いた。その日立から続報がある。
今入手可能な7年分の物資に入っているICやLSIや各種コンピューターや各種電子部品を使えば、最新とまでは行かないが20年前くらいの制御なら可能になる。都市ガスの供給開始でタービンシャフトやギヤ類の焼き入れ処理も可能になった。耐久性は以前と変わらないものを製造可能だろう。排ガスの浄化もそのくらいになるだろう。と。
それら電子部品が手に入らなくなればICやLSIなどの集積回路を使わずに、製造可能なトランジスタなどの半導体を使いディスクリートで制御回路を組んでシステムを構築すると。ただソフトウェアを使った高度な制御は不可能なので若干の電圧変動が起きる。排気ガスの浄化も今のようには出来ない。50年くらい前の状態なら可能かもしれない。と。
結合550日目。
考えてみれば、オーストラリアとニュージーランドで歓迎され東南アジアでも歓迎されたというのは、分割以前の電子部品や電器製品などを自前で作れるのが日本だけだと思われているせいではないかな。アメリカがダメダメになったことは残存国家には伝えてある。中国もダメダメだし。日本しかないよな。でも原料がないと日本も作れないんだよ。そして日本には原料の地下資源が無いのさ。
考えすぎかね~?
結合560日目。
シンガポールから向こうの状況が分からない。周辺各国も偵察など出来る余裕はなくインド方面の状況は不明だと。また護衛艦を派遣か?7年後に備えて原油と天然ガスが欲しいから派遣するべきか。ブルネイやインドネシアやオーストラリアの資源状況がイマイチ分からない。そちらで間に合えばわざわざ危険を冒して中東まで行かなくてもいいだろう。まあ今でなくてもいいか。来年くらいに考えよう。今は周辺国家の詳細調査と支援が先だ。もっともいろいろな理由で十分には出来ないんだけれど。
結合570日目。
離島の状況調査がほぼ終わった。日本のEEZが増えている。EEZと言ってもこの状況で国際協定とか無視されると思うけどな。無人島はだいたい大きくなっていた。小笠原方面というかマリアナ諸島以外の南方だけど、特に沖ノ鳥島だな。直径30キロ標高600メートルってなんだよ。コンクリートで囲ったのがいろいろ言われたらしいが、それでも大波かぶると見えなくなっていたという話を聞いたことがある。青ヶ島の南にある鳥島も直径10キロ標高100メートルとか。小笠原の硫黄島の南にある南硫黄島も直径3キロ標高50メートルと来た。ベヨネーズ列岩など小笠原の父島並になっている。これで波浪で無くなることは無くなった。須美寿島も同じくらいになっている。ここら辺は非常に重要だからな。領海を主張するのに。EEZも継続できればいいな。
鹿児島から沖縄にかけての無人島も軒並み大きくなっている。水深はどうなんだろう。これまで抜けることが出来た島の間が航行不可になったなんて困るよな。
避難して無人になった島も大きくなっている。有人島は変わらないんだよな。不思議だな~。
結合580日目。
新潟県上越港からのパイプラインが遂に長野県妙高まで届いたという。軽油と灯油が毎分600リットルの規模だそうだ。ガソリンは他と同じで防爆対策に時間がかかりまだだと。冬期対策は出来ており冬でもパイプの破断や漏出は無いだろうということだ。道路は途中の渓谷越えが厳しくパイプライン用の架橋しか出来ていないという。厳しい季節になる寸前で開通。そのパイプライン用架橋を使って電力ケーブルを届かせようとしていると。まずはめでたい。
結合590日目。
長野まで届いたなら、次はうちの県に。という内陸各県からの要請が来る。
河川水運でかろうじて必要量を満たしているが余裕が欲しいということだ。もっともです。
結合600日目。
新規石油火力発電所と新規石炭火力発電所の設置場所だが調整が終わった。7県だ。1カ所は残しておく。みんな欲しいのは分かるが、全く無い県と原発の燃料棒寿命で電力需要の逼迫する県を優先とした。
高知県。香川県。鳥取県。青森県。山形県。佐賀県。静岡県(50Hzの山梨県と県東部への供給を見据え田子の浦地区へ建設)
まだ少量だが送電能力が10万ボルトを超える超高圧ケーブルの製造も立ち上がってきたので、どちらが先になるか分からないが目途が付いたことは良いことだ。
鉄塔を用いた送電網の建設は関連する技術者の不足で目途も立っていない。山間部への資材を運搬できる大型ヘリの運用もヘリ自体の数が少ないうえに将来増えないということで今まで酷使されてきた自衛隊機も含めて民間機も消耗を避けるためよほどの場合と訓練以外での運用が減ってきている。
鉄塔式は空中輸送は無理だし、そこまでの道路開削も当面は無理だろうな。送電は当面超高圧ケーブルに頼るか。
次回更新 2月14日 05:00




