167:キャラクター紹介①
●キャラクター紹介●
*年齢は本編157話時点のものです。
【 捜索隊・メインキャラ 】
・三石 悟 5月18日生まれ 二十二歳
身長:179センチ
種族:人間
全世界でダンジョンが生成され始めた最初の日、東京の東区ダンジョンで生まれた第一世代のダンジョンベビー。
最終学歴なし。幼少期は力のコントロールが不完全だったこともあり、小学校の途中から特例を認められ、元教員のスキル持ちに学んでいる。
高卒程度の学力はあり。
■スキル■
『総合身体能力強化』:誕生と同時に手に入れたスキル。全ての身体能力が上昇する。
『オートマッピング』:紙を手にしてダンジョンを歩くと、自動で地図が描かれる。ダンジョン以外では無効。
『ナビゲーション』:オートマッピングとセットのスキル。オートマッピングで描いた地図上を指で指定すると、そこまでのルートを視覚にして表示してくれる。
『インパクト』:拳で殴る格闘系攻撃スキル。拳が対象に触れた瞬間に強烈な衝撃波を与える。
『硬質化』:部分的に肉体を硬くする。
『壁走り』:壁、及び天井を走ることが出来る。ただし走っていなければならない。止まる&一定速度に下がると落下する。
『ストーン・ウェーブ』:地面に拳を突き立てることで、ドリル状の岩を隆起させる。
父:賢一 母:遥
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・サクラ 4月25日生まれ 二歳
種族:タヌ――レッサーパンダ
岩手県の動物園出身。他県の動物園に搬送されることになり、飼育員と移動中にダンジョン生成に巻き込まれる。
そこでスキルを手に入れることになり、その後は冒険者に雇われていたのだが――。
世話好きのお姉さんタイプ。
■スキル■
『威嚇」:ガオーっと両手を万歳して威嚇する。周囲のモンスターの注意を引く。
『アイテムボックス』:コンテナ一個分のサイズ。
『神速』:一定時間、早く走れる(時速60kmぐらい)。足場が悪くても関係なし!
『魅了』:一定範囲の対象を意のままに操れる。
『見えざる鎧』:対象に付与し、一定ダメージを無効化する。
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・ブライト 何日生まれかは不明 冬を四回過ごしたらしい
種族:シロフクロウ
元野生のロシア生まれの白フクロウ。番であるスノゥと一緒にダンジョン生成に巻き込まれ、そこでスノゥが産卵。
ロシアの研究組織に拉致されたり脱走したり、卵を取り返したり。いろいろあって今は捜索隊の隊員として日々、働いている。
子供を溺愛するパパ。
ドラマで見た「お父さん、うざい」というシーンに、ツララもいつか……と思うと今から戦々恐々としている。
■スキル■
『サーモセンサー』:その名の通り、熱感知。ダンジョン以外でも使用可能。
『フェザー』:光る羽根のようなものを作り出して飛ばす攻撃スキル。
『ホットスポット』:自身を中心に温かい空間を作り出す。温度は20~24℃ぐらい。
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・スノゥ 何日生まれかは不明 冬を四回過ごしたらしい
種族:シロフクロウ
ロシア生まれの白フクロウ。越冬をするために北海道に来たことがある。
その時に野鳥観測をする職員にGPSを付けられている。
ブライトと番になってお腹に卵があるときにダンジョン生成に巻き込まれている。
今は子育てに専念中。
■スキル■
『言語解析』:初めて聞く言語でも数十分ほどで会話可能レベルになる。
『鑑定』:アイテムの鑑定。
『アイスフィールド』:自身を中心に寒い空間を作る。温度は5~-20℃まで可能。
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・ヴァイス 6月ぐらい生まれ 0歳
種族:シロフクロウ
ロシアの研究施設職員に奪われた卵から孵化した雛。周囲の人間の口が悪かったのか、それを学習したヴァイスも口が悪い。
妹大好きツンデレ天邪鬼。
実はロシアの研究職員から「お前は両親に捨てられたのだ」と教え込まされていた。
でも出会った瞬間、凄く愛されていていたことを知って受け入れることが出来た。
口が悪いのは「捨てられた」と教え込まれていたことも影響している。
心のどこかで「なんでオレの卵奪われてんだよバカ」って思っているのかも。
でも親父も母ちゃんも大好き。妹はもっと好き。
■スキル■
『トール・ハンマー』:
『ホバリング』:そのままの意味。
『チェンジ』:ツララと位置を入れ替える。触れているものも同時。
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・ツララ 6月ぐらい生まれ 0歳 *ヴァイスが6月頭、ツララが下旬ぐらいの差。
種族:シロフクロウ
ブライトとスノゥが日本まで無賃搭乗してやって来た時、盗んだ鞄に入れて持ってきた卵から孵化した雛。
甘えん坊でお兄ちゃん大好き。舌ったらず。
捜索隊本部に顔を出すと、いつも後方支援のお姉さんたちのアイドルになっている。
「えっほえっほ」をし込まれたが、上手く言えないため「えっちょえっちょ」になっている。
■スキル■
『ウィル・オー・ウィプス』:光の精霊を呼び出して辺りを照らす。攻撃にも使える。
『チェンジ』:ヴァイスと位置を入れ替える。
『パラライズ・フェザー』:麻痺効果のある羽根のようなものを作り出して飛ばせる。
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・ヨーコ 春生まれ 冬を三回過ごしたらしい
種族:キタキツネ
元野生のキタキツネ。北海道にある森林内のダンジョンにうっかり入ってしまい、スキルを手に入れた。
人間の言葉を話すようになったため、他のキツネから気味悪がられて肩身の狭い思いをしていた。
人間の生活圏に行ったとき、TVで見た捜索隊に興味を持って「ここならウチの居場所もあるかも!」と思い一大決心!
札幌市にある捜索隊に行こうとして……ダンジョン産アイテムを東京に輸送するためのコンテナに乗り込んでしまったうっかりキツネ。
尻尾が二本なのはスキル『妖狐モード』の影響。
■スキル■
『変化』:変身! ただし生き物にしか変身できない。耳や尻尾が出てしまうことも。
『妖狐モード』:巨大化。腕力・脚力もそれにともなってUP。時速100kmは出せる。
鼻先からお尻までアフリカゾウの1.5倍ほどの約10M。尻尾だけでも6メートルはある。
そのため、狭い洞窟タイプのダンジョンでは、曲がり角などで詰まる。
妖狐モード中は微量の魔力を消費し続けている。現段階では4~50分が限界。
なお、妖狐モード中の移動は、地面から20センチほど浮いている。
『ナース』:診察・応急手当が可能。スキルによって手当てを受けると、傷の回復速度UP。
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・後藤 誠二 50歳
悟をとりあげた元救命士。現在は民間捜索会社に勤務。部長。
悟が普通の子供のように暮らせないことを知ると、自分もスキル持ちというのもあって何かと気にかけるように。
そのため、家族ぐるみでの付き合いに。
嫁さんはダンジョン生成に巻き込まれた時、悟の母・遥の患部縫合などを手伝った医大生。
主人公のことは息子のようにも思っていて、仕事中は「三石」と呼ぶが、休憩時間や勤務時間外は「悟」と呼ぶ。
が、慌てている時なんかは勤務中でも「悟」と呼ぶことが多々ある。
スキル獲得後も数年は救命救急士として働いていた。
しかしスキル獲得者が増え始めると、今度はダンジョンで怪我をした冒険者が増え、救急車の要請も増加。
だがダンジョン内では救急車は入れないし、一般救急救命士ではダンジョン内でも活動出来ず。
そこで後藤は救急救命士を辞め、冒険者としてダンジョンで救命活動を開始。
数カ月後、その活動を耳にしたATORA現社長の潤に「捜索隊」設立の話を聞かされ勧誘される。
『応急処置』
『強パンチ』
*冒険者レベルだと140ぐらいはある。ただの強いパンチも年季が入ればビルを破壊することも可能。
・後藤 沙織 44歳
作中には出てこないが、赤ん坊の悟を取り上げたひとり。
大学生の息子と高校生の娘がいる。




