第71話「骸骨の配下」
やっと戦闘が再開しました。
「炎嵐!」
「灼熱!」
修哉と陽菜はそれぞれ魔法を唱えて周りのモンスターを屠りながら、進んでいく。
ステータスが共有されるというのはどうやら能力値だけでなく、スキルも共有されるらしく、陽菜も火炎魔法を使うことができていた。
モンスターがかなりの量やられたことで、再び骸骨への道ができ、修哉と陽菜はそこを進んでいく。
それを見て、骸骨もさっきとは違う行動を見せ始める。
骸骨はよく聞き取れない呪文のようなものを唱え始める。
修哉と陽菜はそれぞれ魔法を撃って邪魔しようとするが、結局そのまま詠唱が終わる。
すると、修哉と陽菜の目の前に他のモンスターのような姿をした、しかしそれらとは全く強さが異なるように見えるものが現れた。
『我が忠臣、ルトインじゃ。まずはこいつを相手にするがいい』
それだけ言って、また骸骨が玉座の方に戻っていく。
(やっぱり直接戦闘には参加してこない、ならこいつを倒せばなんとかなるかもな)
修哉が骸骨の行動からそんな予想をしていると、出現してから微動だにしていなかったルトインというモンスターが、目にも止まらぬ速さで突っ込んでくる。
「....っ!陽菜さん、これは俺が相手をする!陽菜さんは周りのモンスターとか骸骨の魔法とかの対処をお願い!」
ルトインの剣をギリギリで抑える修哉は陽菜がこれを相手にするのは危険だと考えて、こう伝えた。
「...わかりました!」
陽菜は一瞬不安そうな顔をしたが、すぐに戻ると修哉に納得の意を伝えると修哉から離れていった。
(よし、これで陽菜さんは大丈夫...ていうかこいつ力が強い!)
修哉は剣の鍔迫り合いから一度離れる。
ルトインも無言で下がった。
「お前はあそこの骸骨みたいに喋らないのか?」
修哉は少しでも情報を引き出せないかとルトインに話しかける。
「......」
しかし、帰ってきたのは無言のみだった。
(まぁそんなうまく行かないか....じゃあしょうがない)
修哉はMPを消費して、炎を剣に纏わせていく。
「魔法系と剣技のスキルがかなり高くなったことで使えるようになったこれ。1対1なら使ってみようじゃないか」
修哉は炎を纏った剣を構える。
「ハァァァ!!」
「.....!」
そして、ルトインと修哉の戦いが始まった。
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