第70話「2回戦」
初めて出た名前にふりがなを振らせていただきました。
しばらくして2人はそれぞれの体を離す。
「陽菜さん....一旦目の前のことをどうにかしよう」
修哉は今度こそ気を取り直して、再び戦いを始める準備をする。
陽菜は少し惜しそうな顔をしながら、修哉と同じようにし始めた。
「あぁそうだ、陽菜さん。これを渡しておくよ」
修哉はアイテムボックスからミスリルで出来た小型ハンマーを渡す。
このハンマーは剣と同じように宝箱で手に入ったもので、修哉としては使い道がないのでアイテムボックスに放り込んでおいたものだった。
もし戦うんだったら流石に鉄製のものじゃダメだろうと考えた結果、これを渡したのであった。
「ありがとうございます、それでは...私も能力を使います」
そう言った少し後に、修哉の体に充足感のようなものが湧いてくる。
軽くステータスを確認してみるとなかなかに強化されていた。
「多分ですけど...前より強化の幅は大きくなってると思います」
見た目ではわからないが、陽菜の方も修哉のステータスまで強化されているらしい。
2人が戦いの準備を終えたのを見て、先ほどから黙っていた骸骨がようやく動き出す。
『ふむ、終わったようだな。ならばこちらも動こうではないか』
『死霊行列』
骸骨の声でまたモンスターたちが現れる。
おそらくこの魔法が骸骨の十八番なんだろうと修哉は思った。
が、のんびり考えている間もないので、とりあえず陽菜に必要なことを伝える。
「ここら辺のモンスターは大体胸の真ん中に核を持ってるんだ、魔法で一掃できる時は気にしなくていいけど、直接1対1をするならそこを狙ったほうがいい。....多分、最初は動きになれないと思うからサポートするよ」
「わかりました」
2人はそれぞれ武器を持ってモンスターの方に走っていく。
2回目の戦闘が始まった。
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