第33話「最低保証で引き当てろ」
安藤は少し話したあと、部屋を出て行った。
誰もいなくなったことを確認した上で縄を引きちぎる。
(さて.....あいつが間抜けで助かったな。これでステータスを開ける)
修哉は安藤が話している間にあることを思い出した。
(結局藤原に能力のことは言えなかったけど....しかるべき時に使おうと思ったガチャ、まだしてないんだよな)
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「アイテムガチャ(ランク2)」
GPを消費してガチャを回すことができる。
1GP=一回
ランクによって出るレアリティが上がる。
ランク2(SRやSSRの出る確率がアップ!)
N<R<SR<SSR
※ランクアップ記念、初回SSR確定!
『1回まわす』 『10回まわす』
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そう、藤原にこの能力を見せるために初回SSRを引かずにおいてあったのである。
(GPに関しては溜まってるし、もうこれで何か状況を打破できるようなものが出ることを願うしかない)
修哉は意を決して『まわす』ボタンを押した。
画面が光り、結果が表示される。
(頼む...!)
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『アイテムガチャ』
「ガチャ結果」
N ボールペン
N 筆
R 鉄盾
N 新聞
N 子供用リュック
N カップ麺
N ねじ5本
N マスク
N コンパス
SSR スキルスクロール 『念話』
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(念話...念話...!?これならいけるんじゃないか?)
修哉は『念話』のスキルスクロールを出してすぐに使用する。
(これで行長さんあたりにできれば...!)
『念話』は割と有名なスキルで相手の顔を思い浮かべて念じることで相手と話すことができるスキルである。
修哉は藤原行長の顔を思い浮かべて念じる。
『行長さん、聞こえますか?』
『これは....修哉君か。たった今、安藤大輔から連絡が来たところだよ。君がどういう理由で私に話しかけているのかはわからないが、まぁいい。君は無事かい?それだけは聞いておきたい』
『一応まだ何もされてません。ただ、密閉された空間にいてどこにいるのかわかりません。現状こっちからは動けないです』
『なるほど、では修哉くん。君は何があってもいいように身構えておいてくれ。そちらに救援が向かった』
『救援...ですか?それはどういう...』
ドゴォォォン!!
修哉が救援について聞こうとした瞬間爆音が響き渡った。
『どうやら来たようだな。修哉君、必ず戻ってくるんだぞ』
それだけ行長は言って、念話は切れた。
修哉は何が何だか分からず、ただただ身構えているのであった。
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