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お見合い結婚します「紫電一閃乙女物語」  作者: あやぺん
おまけ「結納中編」

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115/137

癒し

 七月は半分以上過ぎてついに四月以来の休みが登場予定。

 ウィオラの休みに合うように調整した。月曜から日曜までずっと日勤で九時出勤。帰宅は毎日深夜過ぎ。

 昨日は仕事の一環として剣術道場の出稽古へ少し顔を出せたし、今日は準官教育という本来の仕事が現れた。

 年内は恐らくおかしい勤務と本来の勤務が入り乱れそう。それで年末に向けて休みや勤務時間が戻っていく。というよりも戻していく。

 俺はわりと下から上へ登る人生だったので、人が腐るのは現状打破出来ない、希望がないという時だと少しは知っているつもりなので未来は明るいと提示されることは良いことだ。会議でもそう主張している。

 暗闇の中でも遠くに小さな光があればそこへ向かえば良いと強く歩ける。時に走れる。何もない真っ暗闇の中では人は疲弊して動きたくなくなるものだ。


 屯所で行水をして肌着と足袋を変えてあるので帰宅したら着替えて寝るだけ。それで明日は月曜祝日。

 学生や役所勤めなどでないと意味のない日で多くの者達には普通の日だけどウィオラは区立女学校の先生だから休み。

 なので俺もこの月曜祝日休みをもぎ取った。と、いってもわりとすんなり。

 家に帰ると部屋の中から灯りが少し漏れていたので気分が上がった。今夜の俺は誰も居ない部屋に帰宅、ではないらしい。

 声を掛けてからにするか迷ったけど、予想通りの人物が待っているなら驚かせて遊びたいなと思ったので鍵を開けてそうっと扉を開いて静かに部屋に侵入。扉を閉める時も慎重に。

 俺の部屋は襖を取っ払ってあるので室内は丸見え。


(ウィオラさん見っけ)


 机に向かって凛と背を伸ばすウィオラ発見。

 いつもは居ないけど明日休みだから寝ないで待っていてくれた気がする。

 驚かせたいので静かに草鞋(わらじ)を脱いでそっと板間へ登ってそのまま畳へ移動。抜き足差し足忍び足。


「でよでよ舞え舞えカタツムリ〜」


 歌い出した!

 彼女は読書中のようだ。六月の机飾りのヤドカリの貝殻、そこに乗っている紫陽花の小さい花びらをツンツン指でつついている。

 ウィオラの部屋の机飾りは紫陽花。蛍も迷ったけど家族との思い出みたいになったので二人でヤドカリを選択した。


(歌詞が違う……)


「あなたの頭はどちらです〜」


 俺は腹を抱えて声を押し殺して笑った。知っている歌が上品になっている。


「つのです槍です頭です〜」

「でんでん虫虫カタツムリ〜」

「ひっ、ひゃあ!」


 ワッと後ろから抱きしめて歌ってみたら案の定ウィオラは大慌て。


「ただいま帰りました。夜中に帰宅したのに部屋が少し明るいってよかですね」


 存在自体もだけど柔らかいし良い香りなので癒し!

 思わずうなじにそっと唇を寄せた。これだけで仕事の疲れが吹き飛ぶ。

 

「ネ、ネビーさん。ネビーさん。お、おや、おやめ下さい」


 もがかれて離れろという様子なので大不満。とりあえず離れた。


「あ、あち、あちら……」


 あちら、とウィオラの片手が示したのは押入れの手前。布団が敷いてあって……。

 ……。

 ウィオラを発見して視野が狭くなっていた。


「げっ。ルル」

「げっ、て何」


 灯りを近くに置いて、布団の上にうつ伏せになって読書をしていた、みたいなルルと目が合った。


「なんでお前がここに居るんだ」

「昔みたいに兄ちゃんが帰るまで寝ないで待ってたって言うたら癒やされるかと思って」


 それは確かに癒しで癒されてきて本人達にも言ってきたけど今夜は邪魔だ。


「婚約後の二人をあんまり見てなくてすれ違って破局かもって心配して誤解したから少し見てみたいな〜って。どうなるのかなって。えへっ」

「……。ウィオラさんはそれを許可したと」

「はい。また心配されて私の気持ちはあまりないという誤解発生は嫌なので。でもいきなり、いきなり先程のようになるとは思っていませんでした……」


 いきなり後ろから抱きつくのは怖いかも、という思考は捨てて俺だけは許される、これは俺の特権と前向きになってみたら恐怖は与えなかったけど辱めてしまった。

 

「ルル」

「何?」

「いつもはしてないというか、今のは今夜が初だ」

「仲良しで安心した。ウィオラさんって背後から男の人が声を掛けるとビクビクおどおどするのに兄ちゃんだと恥ずかしい、きゃっ、で済むんですね」

「俺は婚約してもらえたくらいだからな」

「私はウィオラさんに聞いたの」

「明日出掛ける打ち合わせを軽くするからお前はロカの部屋っていうかお前の部屋に帰れ」

「それですが、明日というかもう今日ですがルルさんと三人あんみつを食べませんか? 学校で人気のお店を教わりました」


 明日の目的は買い物、という話はしていて下見が出来るような生活ではないから場所はウィオラに任せていた。

 ウィオラは月に一回自分へのご褒美にあんみつを食べたいというからあんみつが美味しいお店はかろうじて調べて提案をしようとしていたけどルルも一緒? ルルも一緒⁈


「兄ちゃんと話してないことが色々あるから一緒に行きたい」

「行かない。お前は午前中だ。お前はお前。ウィオラさんはウィオラさんで出掛ける。九時に出るぞ。好きなところに連れてってやる。お前とは昼食後に解散」

「嘘」

「何が嘘なんだ?」

「ついてくるな。お前は俺以外と遊でろって言うと思った」

「言わねぇよ。知っての通り俺は妹バカだ。昼食はレイのところに行こうぜ。あいつ、月曜は月曜でも祝日月曜は仕事だろう」

「そこにウィオラさんは参加じゃないの?」

「ウィオラさんがいたら出来ない話というか話題が逸れていきそう。そういうことってあるだろう。俺はきっとルルの話を聞かないでウィオラさん、ウィオラさんって言うぞ。それでよかなのか?」

「うーん。婚約前しか三人で過ごしてないからそれでもええかなぁ。朝はゆっくり起きなよ。昼前に少し兄ちゃんと話して三人で出掛けてかめ屋で昼食。私はそのままルーベル家に帰宅でどう? 二人は昼食後にそのままお出掛け。ウィオラさん、どうですか?」

「私はルルさんも交えてお話しするのは楽しそうなので是非。コホン。揶揄(からか)いはやめて下さいね」

「はーい。それは無理です!」


 ロカに続いてルルとも仲良くしてくれる婚約者。ルルは「ウィオラさんとこういう話をしてたの。レイのところって」とニコニコ笑顔。こうなると多分レイに連絡が入っている気がする。

 ウィオラとルルで癒しが足し算ではなくて掛け算。明日はそこにレイも参加の可能性なのでさらに掛け算。本物の休み万歳!

 

「そうなるとロカが拗ねないか?」

「ロカはルカ姉ちゃん達とお友達と海に遊びに行くから平気。貝殻探しって言うてた」

「……そうなのか」

「ロカが構ってくれなくて寂しいんだ。末っ子贔屓(ひいき)で次はリル姉ちゃんだからね」

「拗ねてるのはお前だろうルル。どれ、抱きしめてやろうか」

「きゃあ! 気持ち悪いから来ないで!」

「明日は昼酒だ! ついに酒が飲める!」


 起き上がったルルが「寄ってくるなよ足臭オジジ」と歌って軽く踊り始めたので「酔っ払うなよ見た目詐欺」と同じようにしてみた。するとウィオラも踊りだけ参戦。


「あはは。同じ振りなのにウィオラさんの踊りは優雅」

「ルル、お前はウィオラさんにたまに舞を教わったらどうだ。見た目詐欺がマシになるかも」

「ウィオラさんがルーベル家に来てくれる日にユリアとレイスに混ざって作法の稽古をつけてもらってるよ。ラルスさんにも週二回してもらってる。跡取り達のついでだからお礼代はルーベル家持ちというありがたさ!」

「ああ、そういやそんな話を聞いたな」


 ラルスとテルルで本結納や挙式に向けた話し合いをしてくれていてたまにウィオラや俺の両親も混ざっているという。土日だとそこにガイも加わる。俺は多忙なので「すみませんがお願いします」と丸投げ。

 今のところこれは二人で決めたい、ということはないのでそれで良いはず。ウィオラに確認はしている。


「じゃあ兄ちゃんお休み。ウィオラさん、明日に備えて寝ましょう」

「はい」

「……」


 ちょっと待った、と言いたいけど明日もある。明日があるはず。


「ルルさん。寝る前にネビーさんに明日のことで相談がありますので先に休んで下さい」

「お兄さんのお顔にウィオラさん不足って書いてある。いちゃいちゃどうぞ。見張りは要らないどころかひ孫ってラルスさんは言うけどプライルドさんが怒るんじゃないですか? でもこの間の西瓜(すいか)割りの時の慌てっぷり。慣れないと私も新しい甥っ子や姪っ子を見られません」


 ふふふーん、とルルは鼻歌混じりで部屋から去った。


「あいつはいつまで兄バカをするんだか。俺は一応元服後の妹は向こうが来なければそんなにって思っているんです。妹バカだけどさすがにって」

「今の鼻歌や歩き方はネビーさんそっくりです」

「えっ、そうですか?」

「はい。ふとこう、寂しいなぁとか会いたいなぁと思うと皆さんの中にネビーさんを発見するので気が紛れます。今日というかもう昨日ですがルルさんと海に行って楽しかったです」


 また奉納演奏を頼まれてラルスと神社へ行くからルーベル家とロイの友人家族と一緒に出掛けるという話は聞いていた。

 

「それなら本物は要らないですか?」

「へっ?」


 軽く腕を広げて待ってみて、途中でこの汗臭制服を着替えてから! と思ってウィオラに背を向けた。

 今のは失敗した。珍しくウィオラから俺に近寄って寄り添ってくれそうだったから背中を向けるのは早過ぎた。しかし夏の仕事後、おまけに長時間勤務の制服はあまり。悪戯抱きつきの時は忘れてたけど。


「着替えてから触ります」

「は、はい」


 屏風があるのでそれを使って着替え。足袋はもう要らない。


「行水はしてきて肌着は変えてあるから全裸にはなりません。見ますか?」


 肩より上は屏風よりも飛び出るのでウィオラの背中を眺めながら着替え。


「け、けほっ。けほけほっ。み、見ません。見られません」

「あはは。薄暗いから赤くなったか分からないけどそのうなじや耳は今真っ赤な気がします」

「いえ、見ます。上は軽くはだけておいて下さい。すっかり暑くなって皆さんあられもないのでつい扇子で顔を隠したり垂れ衣笠を使うからあちこちで揶揄(からか)われています」

「奥ゆかしくてかわゆいから慣れなくてよかですけど……。まあ、俺の体には見慣れて下さい。初夜に寝込まれるのはちょっと。いや、それも思い出でよかですけど」


 逃げられたりのぼせたようになって寝込むようなら脱がないでする、という手もある。俺としてはその優先度は低いから慣れて欲しいと思う。

 本結納まではこれ以上は進まないと決めていたけど現状それすら無理そう。

 なにせ前に進んだら照れたウィオラは今までのことも恥ずかしくて無理、みたいになってしまった。


「はい。でも少しは慣れます」

「着替え終わったらそちらへ失礼します。教えて下さい」

「もう終わりました」


 浴衣を着て帯でさっと結ぶだけで脱いだものは衣紋掛けなのですぐに終わる。屏風を畳んで端へ避けて待ってみる。ウィオラは小物入れを持ってこちらへ来た。


「その」

「はい」


 暑いのもあるしウィオラが言うから合わせははだけているし袖はまくってある。寝る時はこの浴衣は脱いで肌着姿になるけど。


「イーナさんが……。イーナさんというのは夕霧花魁です」

「裏に自分の名前や住所ではなくてお姫様(ひいさま)へ、という俺宛の手紙に名前が書いてあったんですか?」

「はい。きゃあきゃあ騒いでも無理矢理触ったり触られれば慣れると。私は他の稽古は貪欲なのにそれをしないと書いてあってその通りかなぁって。こういう相談事はユラやイーナさんが気楽です」

「へえ」


 俺について相談したりするんだ。するか。俺の居ないところで俺の話題、それも俺に触れたいみたいな気配なのでこれは更に癒し。

 相愛の相手って実にかわゆい生き物。世の中の男達が浮かれまくるのを眺めてきたけどようやく体感中。

 時期が来ないと惨めな思いをして傷つくだけとか、乗せたくないものを天秤に乗せて揺らして苦悩して辛くなると思って避けてきてようやく納得出来る時期に近づいてきた頃だった。

 昔、空からというか露台が壊れて品の良い奥さんが降ってきて抱き止めたことがあったけどああいう風にお嬢さんが落下してきたら今なら良い縁結び時期とバカなことを考えながら通勤してた。

 お見合いなら中官試験合格や家を建ててからと思っていたけど偶然出会って相愛なら過去のように悪いことにはならないだろう、なんて。

 そうしたらウィオラが隣に引っ越してきて悪いことどころかとんでもなく幸運な感じである。


「婚約中にしては世間の常識から逸脱していますから職場の方や神社の方やこの辺りで出来た友人には話せませんし、ネビーさんのご家族には言いたくないですのでとても助かります」

「世間の常識から逸脱……手が早い自覚はあります」

「年も年ですしお見合いや家同士からの婚約でもないですし双方合意の上です。新婚旅行がありますので……ですよね?」

「うん」


 最後まではしないと分かっています、というような上目遣いに照れた。かわゆい。

 ウィオラの羞恥心をどうにかすると触りまくれるという俺に得ばかりの結納である。


「職場でこの激務で婚約破棄されかけた後輩がいるんですよ」

「まあ、それは悲しい話です」

「引っ越せるなら近くに引っ越して半同居結納って食い下がれって言うてみました。俺の現状です。会えるし口説けるし結婚練習って。話し合って多少真似したらどうかと」

「笑っているので上手くいったのですか?」

「首の皮一枚繋がって、仕事帰りに近くの店に入ろうとした泥棒を逮捕して町内会で褒められて一枚の首の皮が厚くなったそうです」


 こうやって緊張でペラペラ喋るとウィオラの話が出なくなって手も出してくれなくなる! と反省。


「良い助言をされたのですね」

「助言というか一例を教えただけです」

「あの」

「はい」

「それでその、イーナさんが……その」

「……」


 こういう時は喋るのを待つ!


「揉み療治で慣れたらどうかと提案して下さって、仕事でお疲れでしょうしどうですか?」

「……えっ。めちゃくちゃして欲しいです。ウィオラさんが疲れない程度にで構わないので」

「長くここにいるとルルさんに揶揄(からか)われそうなので朝でも良いですか? 疲労には今の方が良いのでしょうけど」

「すぐ寝て早起きします!」

「はい。私も起きれればそうします。なのでその、今夜は手だけ軽くします……。テルルさんを揉み療治しているリルさんやルルさんに多少教わりました」


 帰宅したらウィオラが家にいただけでも癒しで、抱きついて癒されて、さらに癒しが来た!

 速攻であぐらになって「お願いします」と右手を出した。ウィオラは正座して両手で持っていた小物入れから丸い小物を出した。

 蓋を開けて中身を手に取って「失礼します」と俺の手を取る。


「いつも手入れに使っている自作の香油を入れました」

「へえ。もちちさんのもちちの源ってことですか。もちち油ですね」

「ふふっ。もちち油ですか」


 両手で手を握られて香油を塗られて撫でられてこれは気分最高。


(ん? さっき今夜は手だけって。朝は手以外? 肩? 腕? 夕霧花魁もといイーナさんは副神様か! さすが花魁。男が喜ぶことを分かってる。逆もしたいな)


 よく観察しておこう。いや、いちゃいちゃしながら本人に気持ち良いか聞けばいいや。

 ウィオラは真剣な眼差しで一生懸命だけど俺だと煩悩まみれでふざけそう。


「ネビーさんの手は大きくて厚いですよね。おじい様とは全然違います。おじい様で練習しました」

「まあ、鍛えてますから」

「お父様とも違います」

「親父でも練習したんですか」

「ジンさんとも違います」

「……ジンとも練習したんですか」

「イオさんとは似ています」

「……」


 イオもかよ!


「イオもですか」

「はい。女性の手とは違うので練習させていただきました。ネビーさんだけやたら恥ずかしいです」

「イオはここに来たんですか? そこの合間机のところ」

「いえ。おじい様と共に家に招いて下さいました。西瓜(すいか)割りの打ち合わせやお嫁さん達を紹介したいと言って下さって。それで爪磨きをお嫁さんに頼まれました。あと肌の手入れはどうしていますか? とか。奥様に贈り物をしたいそうなので教えました」

「そんなことがあったんですか」

「ネビーさん。連絡帳を読み忘れていますね。返事も忘れています」


 ウィオラは少し拗ね顔になった。でも指は優しく揉み揉みしてくれている。


「すみません。気をつけます。知らない話があると拗ねたけど自分のせいでした」


 唇を尖らせたので触れたくなる。揉み療治というかそれを利用した触れ合いはもう満足。

 残りは明日の朝楽しむとして早起きするなら早く寝たいしルルが「遅い」と考えてウィオラを揶揄わないか気になるのでそろそろ解散。なのでその前に手を出そう。


「疲れているので返事はまた花丸でもかま——……んっ」


 構わないと言おうとしたのだろう。満足するまでキスと思ったけど一回目の軽く触れ合った時にウィオラは俺の胸を両手で押した。


「ドキドキしてお出掛け中に上手く話せなくなります! この間の照れの分が落ち着くまで待って欲しいです。仕事もまた大変になります!」


 ウィオラは慌てて逃亡。香油入れと小物入れを忘れていった。


(残念だけどかわゆい。この間は仕事が大変になったのか)


 ウィオラの荷物を片付けて部屋の鍵は彼女が閉めたけど今からは誰も入ってきて欲しくないのでつっかえ棒追加。今夜は沢山寝よう。

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