表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/20

いざ、コスmen☆デビゥ☆

燦々と照りつける太陽と焼けるアスファルトよりもアツい奴等が集まる会場。


そう、ここはオタク達の決戦の場。東京メガサイト!!!!





ではない。




初っぱなのコスプレデビューが真夏の祭典なんてバカなことはしない。

というか、あそこはコスプレをしに行く場所ではない。聖書、若しくは日々の鋭気を養う糧を買いにいく場所だと私は思っている。

私は、コスプレイヤーだが腐女子だ。時にはコスプレをかなぐり捨ててでも買わねばならない本がある!



ということで、今日は紺碧のミーニャ☆オンリーイベントに参戦である。


須賀君の友達がサークル参加ということで、須賀君の友達が買い物をしている間の売り子を手伝うということで先行入場チケットを二枚貰い一般参加者よりも早く入場できた。流れとしては私達が着替え終わったら須賀君の友達のスペースに行って準備を手伝い、10時の開園になったら須賀君とその友達が手分けして希望の本を買い漁り、その間私が店番をして須賀君と友だちが戻って来たら交代する予定だ。



「四ノ宮さんは買いたい本とかないの?俺、結構買いたいの有るから時間かかるかもよ?それに……………」


ふと須賀君が言い淀む。心なしが目が泳いでいる。

須賀君の視線の先には桃色の本の山。

ああ…。


「ああ、今回は別に欲しい本ないから全然大丈夫だよ?それに須賀君、私は別に陵辱本だろうが触手本だろうがダブルピース本だろうが一向に気にしないよ?どうせ私達まだ17歳だからたいしたのは買えないだろうし、表紙がエロかろうが際どかろうが、須賀君は好きなように買い物してきなよ!」


「ちょっ!しししし四ノ宮さん!」


須賀く君が真っ赤な顔で私の口を塞ごうとする。

その手を華麗に避けてにっこりほほえむ


「大丈夫!私そういうの理解あるよ!っていうか18になったらR指定買いまくるから。ノマカプもBLもガンガンイケるし、まあ、百合は凄くいいのが有ったら考えるかな?」


と、私がいかにオタクで腐っているかを熱く語ると須賀君は乾いた笑いをこぼしつつ納得してくれた。


「じゃあ、着替え終わったら荷物預かりスペースで落ち合おうね!」


そう言って、須賀君と別れ更衣室に向かう。

更衣室に入ると室内はそこそこ賑わっていた。紺碧のミーニャは主人公の光太とミーニャ以外にも沢山キャクターがいる。もともと男性向け小説だったのだが夏からアニメ化も決定し、注目度がかなり上がった。

基本的に女の子キャラは非常に豊富で様々な容姿と性格の娘が存在する。また、光太の親友と敵の男キャラがこれまたイケメン揃いで腐ったお姉さま方にも非常に人気だ。


今日私がコスプレするミーニャのバトルモードコスチュームを着ている人も何人か見かけた。

手早く衣装に着替え、メイクをしてウィッグを被る。

紺色のショートウィッグにバンスを二つ着けてツインテールにするとティアラ風のヘッドドレスを装着して完成!荷物を纏めていざ出陣!


ミーニャ行きまーす!…………あ、これは機動戦士の掛け声だった。


荷物預かりスペースに行くと須賀君はまだのようだった。きっとメイクに手こずっているのだろう。

しばらくすると、光太に変身した須賀君が荷物を持ってやって来た。


「ごめん四ノ宮さん。メイクに時間掛かって遅くなった!」


やっぱりメイクで手こずったようだ。予想が当たって笑みが零れる。


「あはは!なんとなくそうかなって思ってたから大丈夫だよ。うん。ちゃんと格好良くメイク出来てるね!」


「四ノ宮さんのミーニャも相変わらず凄く可愛いよ!あっ、じゃあそろそろ友達のスペースに挨拶に行こうと思うんだけどいいかな?」


「うん!もちろん良いよ!しっかり売り子するためにもちゃんと確認しておかなきゃね!」


そうしてサークルスペースに向かった先で出会った須賀君の友達に私は目を奪われた。




風邪引きましたー。今日は凄い雪が積もって物凄く寒いっ!


今回はちょっと短めでした。


さあ、次話では新キャラが出て参ります。

須賀君の恋の行方はどうなるっ?!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ