第十七話
時間が掛かったのに駄文で短かいです
すいません……
土の精霊王からは、時の精霊王の場所を教えてもらった。
「じゃあ、そろそろ行く。」
「気をつけて行くのじゃぞ…」
「分かってるよ、俺は絶対負けない!それじゃあ光の精霊王の所からいくか…ベス頼むよ。」
「分かりました…では、行きますよ。」
しばらくすると光が満ち溢れた場所に着いた…その光は、全てを包み込み罪さえも許してくれそうな温かい場所だった。
「ここが光の精霊王がいる場所なのか…温かいな」
「ええ、光の精霊王は優しい方ですからね。誰にでも優しくするのは相当な器量が必要ですし…」
誰にでも優しく…か、俺には出来ないな。大切な物さえ傷つけてしまうんだからな。
「光の精霊王!出て来てくれないか?」
「あらあら、人間のお客さんですか…久しぶりですね。何か用ですか?」
「ああ、俺と契約してくれ!」
「何故ですか?何故力を欲するのですか?」
「俺の大切な物を守るためだ!中途半端な力じゃだめなんだ!最強の力でないと意味が無いんだ!」
「あなたの覚悟は認めましょう…しかし、あなたは間違っています。最強の力を持っていても出来無いことは沢山あります。もし、あなたが一人で解決出来ない問題が起きたらどうするのですか?…あなたの力だけでは意味がないでしょう?」
「…っく、でも最強の力があればたいていの事は出来るじゃないか!」
「考えが甘いですよ…今、時代は動こうとしています。そんな考えでは必ず何かを失いますよ。」
「分かったよ…でも、俺は最強になる。誰がなんと言ってもな!もし、何かを失う時がくるなら、それは世界が終わる時だけだ!お前の予想は必ず外れる…いや、俺が外してやるよ!」
「ふふふ、面白い子ね…あなたの最強が見たくなったわ。良いでしょう、契約しましょう。私の予想が外れることを祈っているわ。」
「……ありがとうな。」
「いいえ、では、右手を出して」
俺の右手の甲に新たな印が浮き上がる。
「俺の能力に技を盗む物があるんだけど技を見せてくれないか?」
「ええ、良いわよ。じゃあ初めに……」
あっと言う間に技を全て盗み終えたので、空の精霊王の居場所を聞いた。
「なあ、空の精霊王の居場所知っているか?」
「ええ、きっとパルテノン神殿に居るでしょうね。」
「なんで『きっと』なんだ?」
「あの子は定住しないからはっきりと居場所が分からないのよ…でも、パルテノン神殿にはよく行っていたから…ごめんね、不確かな情報で。」
「いや、手掛かりがある方が助かるからな…じゃあそろそろ次に行く。」
「分かったわ…じゃあね。」
「ああ、またな」
「ベス!そろそろ行こうぜ!」
「はい、では次はどこに行きますか?」
「闇の精霊王の所だ!」
「分かりました。」
優は次の目的地に向かったのだった……
アドバイスをお願いします。




