登場人物と国と団体の紹介 4(第四章終了時まで)
恒例の登場人物紹介という名の作者の備忘録。つまりは四章のまとめ兼次章への伏線です。
※くろやみ国
ファム:
くろやみ国の女王。
20歳になった。生まれ育った国では嫁ぎ遅れになるらしい。
髪の長さは腰を越える。毎日手入れしているのでサラサラである。
城のシステムをだいぶ自由に使えるようなってきた。城外でもなにやらできるようになった。
国外にでかけることになり、忙しくしている。
それと共に国土回復も頑張っている。
レーヘン:
くろやみ国の精霊。
ボケとファムの護衛担当。
女王を守ることが己の使命と考えている。
服をよく駄目にするので女王から注意された。
ベウォルクト:
くろやみ国の精霊。
おっとりとしているように見えるが、レーヘン並にぶっそうなところがある。ファムが静止の声をかけていなければ平気でジェスルに手をかけていた。
女王の変化にはいち早く気づく。見るところは見ている精霊。
最近はライナやシメオンと共に国の状態を調査している。
ハーシェ:
くろやみ国の影霊。
人の姿でいる事が増え、皆と一緒に仕事するようになってきた。
主にファムの身の回りの事などの手伝いで活躍している。
ファムの持っていた知識を受け継いでいるが彼女自身の思考で動いているので、日々新しい発見と疑問に出会っている。
ライナ:
くろやみ国の国民。
体が健康になり、もともとの活発な性格もあって元気な少女になっている。
走れることが嬉しいので、よく走り回っている。
動物好き。とくに猛獣系。
知らない人間が怖い。
今回留守番組のリーダーになる。
シメオン:
くろやみ国の国民。
ライナの傍にいられれば良い子。
難関である青嶺国の王立学院入試を目指していたので、大陸の学術系知識を一番持っている。
こっそりライナの背中から抜け落ちた羽根を拾い集めていた。
国で一番法術と精霊術について詳しいが、大陸で危険人物判定を受けているのと、ライナが残るので留守番組に。
サヴァ:
くろやみ国の国民。
ライナの兄さん。
黒い全身鎧で大幅なパワーアップを果たす。
さらに鎧経由でファムのように城の防衛機能と接続できるようになった。この国の防衛面担当。
あと竜達の面倒を引き受けている。皆元気がいいので、世話する際に鎧着ていて良かった…と思うことがしばしば。
いまだに剣よりも槍の方が得意。でも騎士の任命式の際に立派な剣をもらったので、一応練習している。
ちなみに法術や精霊術は使えない。
ゲオルギ:
くろやみ国の竜。人間ではないが、この国の扱いでは国民。
サヴァやライナ達と一緒にいられるし、狭い部屋に(竜舎のこと)閉じ込められることもなく、おいしいご飯も食べられる生活に満足してのびのびと暮らし、最近は新しい仲間も増えてご機嫌である。
ブルム:
くろやみ国の影霊。銀色の竜(女の子)。
王の間の修理後初の影霊なので、何かあっても多少調整のきく生き物にした。
核はライナとシメオンが見つけ出してきた古代竜の卵の化石。
影霊として誕生してからしばらく卵の中にいた。
孵ったとたん、国際問題になりかける事故を起こしたが、うやむやに。
まだファムとしか会話できないが、喋り方はおしとやかなお嬢さん風。
しかしけっこう凶暴。サヴァいわく将来的にかなり大きく育つらしい。
すでに生後まもない段階で顎と爪の力はゲオルギ以上になっている。
サヴァ兄さんはブルムちゃんの将来をちょっと心配しているが、女王は元気に育てばいいと思っている。
マルハレータ:
ローデヴェイク:
大陸を旅しているくろやみ国の影霊二名。
どうもゴタゴタしているらしく、女王が話しかけてもたいてい戦闘中。
※くろやみ国使節団
ナハト:
使節団リーダー。
黒い霧のようなヴェールに身を包んでいる。
中性的な声。
ヴェールの下も黒く裾の長い衣裳を着ているため、よくつまづく。
ズヴァルト:
ナハトの護衛その1。
黒い全身鎧を着込んで、くすんだ銀色のケープ(国の紋入り)をまとっている。
あまり自分から喋らない。動かない。
大陸に現れた“くろの騎士”と酷似した姿。というか本人。
帯剣している。
ジルヴァラ:
ナハトの護衛その2。
にぶく光る銀色の全身鎧を着込んでいる。ズヴァルトと色違いといっていい姿(体格含めて)。
国の紋が入った黒いケープを汚さないように気をつけている。
手荷物は小さな箱のようなカバンひとつだけ。武器は持たず基本手ぶら。
マイペース。
ハーシェ:
ナハトと似たヴェールをまとっている。女性。
ブルム:
世にも稀な銀の竜。まだ小さい上に狙われやすい姿をしているが、自分のことは自分で守るつもり。
ジェスルの監視としてよく彼と行動を共にしている。
サユカ:
羽毛の影霊その1。銀色のふくろう。
ベウォルクトとの通信担当。生まれたてのためか、いつも眠そう。
※黒堤組
カラノス:
黒堤組の代表。通称マヴロ。
代替わりしたばかりなので顔を売るチャンスは力づくでももぎとる。あと交渉上手。
ある国の関係者の前ではなぜか眼帯をつける。
先祖の土地で誕生したくろやみ国の発展を応援している。ときどき心配もしている。
それとは別にファムのことをことあるごとに口説いている。
コトヒト:
マヴロ専用の護衛精霊。あとシシのお世話役。
普段は剣の姿だが、本来は若者姿。
シシ:
マヴロ専用の護衛精霊。
ふっさふさの灰色の獣。剣の姿でカラノスの傍に常に控えている。
本来の姿はどちらなのか不明。
テリダイ:
黒堤組の技術担当の青年。研究熱心なタイプ。
ニカノル:
マヴロ副官。おっさん。
三章でカラノスに話しかけていたおっさんも多分この人。
船の中でジルヴァラの行動にふりまわされる。ご苦労様です。
※青嶺国
ジェスル:
一応王子(七人兄弟のうち四番目)。17歳。
外見→紺に近い深い青色の瞳。青い髪は後ろで一つ結びにして小さな尻尾髪になってる。
明るく元気で活発な山猫のような青年。(ファム談)
青嶺国の王子は15歳になると支援なしで自活せねばらないので、現在大空騎士団の青嶺国部隊に所属している。実力はあるのでこの若さでリーダーとか任されている。
わけあって世界中の精霊に好かれている。
・好かれている例→浜辺で海の精霊に引きずり込まれそうになる。(周囲の人間もろとも)谷で霧タイプの精霊に遭難させられる。森で巨獣タイプの精霊に本気で突進される。
おかげで精霊に対して常に疑心暗鬼状態。
彼の近くにいると精霊の騒動に巻き込まれるので親しい友人はかなり少ない。
青嶺国からの使者の付き添いとしてやってくるが、扱いが雑だったため半死半生状態。
その後ベウォルクトに介抱されるが、混乱して暴れる。
事故で頭を強打。処置が早かったため後遺症残らず。
だが暴れたことで使者に見捨てられる。
拘束されるが、闘技場で逃げられた“くろの騎士”に遭遇したのを逆手にとって、くろやみ国の短期滞在権を獲得する。
だがお客さん状態が苦手なので、ついつい国の見学より労働力提供を優先している。
王族の特徴である、馬鹿なくらい向こう見ずで冒険好きという単純な性格をしているが、わりと苛酷な生き方をしてきたため、人懐っこく、警戒心を抱かせず相手の懐に入るのが上手く、抜け目ない。なんでもない風を装って人の裏を見ぬくのも上手い。(要するにコミュニケーション力が抜群に高い)
実家では権力抗争の外側にいるので基本自分の興味関心の赴くままに生きている所がある。
気に入った相手に対しては公私問わず、とことん協力する。騒動に自分から巻き込まれていくタイプ。苦労性ともいう。
シメオンが幸せそうに過ごしているのを見て、自分のことのように喜んでいた。
白箔国の友人のことを心配している。
剣の腕はある上に抗精霊術にも長けている。もちろん普通の精霊術も法術も使える。オールラウンダータイプ。
現在くろやみ国の捕虜扱い。
ソル:
青嶺国の使者。
青いグリフォン。プライドは高い。雄。
ちなみに精霊からの使者であって、人間側の正式なものではない。(グリフォンは青嶺の特級精霊の言うことしか聞かないから)
わけあって青嶺国の王子全員のことが好きじゃない。
アクシャム:
青嶺国の特級精霊。
くろやみ国に使者を送る。
ジェスルをつけたのはわざと。強権発動である。
※白箔国
ヴィルヘルムス:
王様。即位間もないのにいろいろ展開していてやり手と評判。
法術関係でもその腕前が大陸に響きわたっている。
最近とある女性に入れあげているらしいとの噂。
ジェスルの友人。
出てきた国とか
黄線国:
北のほうの砂漠地帯にあった国。今は存在しない。
不明点、抜けている箇所などあれば拍手などでコメントいただけると助かります。
12月13日:誤字修正と加筆しました。




