季節イベント『掃除』
「久しぶりのノースベルグッ!」
「レーゼさんの故郷!」
二二二一年十二月十五日土曜日。午前十時。
アランベルグ北の街、ノースベルグ。その馬車停で、二人の少女が、チラチラ降る雪を吹き飛ばすくらい元気よく叫ぶ。馬車に乗っている人達や、一緒に降りた人達が、何事かと二人を見るが、当の本人達はテンションの高さのあまり、気にしていない。
桃色ボブカットにエアリーボブ……束音雅と橘真衣華の二人である。
「いやー、やっぱ良いね、ユニコーンの馬車。異世界に来たって感じ」
「こんな雪の中ですけど、電車より速いことに毎回驚かされます。ユニコーンの機嫌次第で遅れが出ちゃうのが、偶に傷ですけど。――あ、こっちですよ」
「流石雅ちゃん。レーゼさんの家までの道、バッチリだねぇ。――それにしても意外。レーゼさんから、『大掃除を手伝って』なんて頼まれるなんて。しかも、私なんて名指しで頼まれたし」
「まぁ、年末も近いですしね。でも、正直私も意外でした。レーゼさん、普段から掃除と整理整頓はしっかりやっているから、私達が手伝う程のことなんて無いと思ったんですけどね」
そんな会話をしながら、レーゼの家まで歩き出す二人。
事の発端は、先週。
バスターの仕事の関係でノースベルグに帰省していたレーゼ。そんな彼女から、今二人が話していた通り、大掃除の手伝い依頼がきたのである。
「出来ればマイカが来てくれるとありがたい」ということで、二人で来たというわけだ。本当は他のメンバーも来たがっていたのだが、生憎都合がつかなかった。
レーゼの家に最後に行ったのは、もう夏のこと。それでも体と頭は、彼女の家までの道を完璧に覚えている。風景も然程変わらない……と思っていたのだが、
「……んー? なんか、街の様子が変ですね」
「え? ……あー、言われてみると、お店とか割と閉まっているね。まだ昼にもなっていないのに」
「それに、妙に武器や防具を店頭に置いている店があるような……異世界っぽい風景ではあるんですけど」
レイパー問題が勃発してから、その手の店は需要が減少し、軒並み無くなっているとレーゼから教えてもらっていた雅。何となく違和感を覚えるような光景だ。それに、擦れ違う人達が、どこかソワソワしている雰囲気もある。
そんなことを思っていたら、あっという間にマーガロイス家に到着した二人。
呼び鈴を押す行為はただの形式動作。雅は特に返事も待たずにドアを開けたのだが、
「あれ? セリスティアさんも来ていますね。呼び出されたのかな?」
「ほんとだ。えー? 掃除とか雑なのに?」
玄関に置かれた靴を見て、雅と真衣華が目を丸くする。真衣華が普通に失礼なことを言うと、
「おい、聞こえたぞコノヤロー」
「うわわっ? でた!」
「出たとはなんだ。――ってお前ら、随分軽装だな」
リビングの方から、若干青筋を立てて出てきた赤髪ミディアムウルフヘアーの女性。セリスティアはしかし、二人を見ると、怪訝な顔になる。
「軽装? それなりに厚着はしていますよ?」
「いや、そうじゃなくて。鎧とか盾とか、そういう類のもんが無くねーか?」
なんで大掃除にそんなものが必要なのかと、ポカンとする雅と真衣華。
すると、
「二人ともいらっしゃい。わざわざ来てもらって悪いわね」
「あぁ、レーゼさん。……な、なんか凄い格好していますね」
「えー? 何々その異世界ファンタジーの騎士っぽい格好?」
家主のレーゼが家の奥から姿を見せる。青髪ロングの彼女だが、普段は見たことがない、胸部や腕などを守るプレートアーマーを着けていた。
しかしそんな彼女は、雅と真衣華を見ると、眉を顰める。
「ちょっとあなた達、なんて格好しているのよ」
「てかレーゼ。俺はなんか嫌な予感がしてきたんだが……もしかしてミヤビ達の世界には、こっちの意味の『大掃除』ってねーんじゃねぇの?」
「嘘、雪国でしょ? ……え、もしかしてまさか……?」
「あ、あのぉ……? なんか話が見えないんですけど……」
「大掃除って、掃除だよね? 家の中、綺麗にするんだよね?」
「うっそ! 本当に知らないじゃない!」
そんな馬鹿な、と真っ青になるレーゼと、妙な声を上げて天井を見上げるセリスティア。
雅と真衣華は、頭に『?』を浮かべたまま、強張った顔を見合わせるのだった。
***
「こっちの世界だと、冬のこの時期、『スノーローチ』っていう害虫が大量発生するの」
マーガロイス家のリビング。そこで、一旦落ち着いて説明をすることにしたレーゼ。
「五百体くらいのスノーローチが海の方からやって来るから、それを駆除しないといけないのよ。バスターの仕事の内の一つだけど、数が数だから、一般市民の人も武器を持って、駆除活動に参加してくれるわ」
「んで、それをこっちの世界じゃ『大掃除』って呼ぶんだ。雪国じゃ当たり前だから、てっきりお前らも知っているもんかと……。家の中を掃除するって意味の『大掃除』も勿論あるんだけどな」
「えぇ……なにその紛らわしいの。ていうか、害虫駆除……」
気が進まないと言わんばかりに、真衣華はげんなりとした顔になる。
どんな見た目の虫なのかは真衣華には分からないが、それでも年頃の女の子、害虫は見るのも触るのも駆除するのも、精神的にキツい。
「バスターの仕事って言っていましたけど、セリスティアさんも呼ばれたんですね」
「おうよ。フリーの仕事師として、この時期は毎回必ずこの依頼が来るんだよ。明日はセントラベルグ、明後日はナリアの方でも、駆除活動に参加する予定だ」
「うわ、滅茶苦茶ハードスケジュール……」
こういう体力とバイタリティは流石だと、真衣華は舌を巻く。
それにしても、
「セリスティアさんは私達の格好を見て、『軽装じゃね?』なんて言っていたけどさ。セリスティアさんだっていつものラフなスタイルじゃん」
「ん? 何言ってんだ。下にちゃんと着こんでんぞ」
そう言ってセリスティアが服を腹のところまで捲ると、鎖帷子のような肌着が姿を現す。そして雅がそれを見て、小さく舌打ちをした。……ちょっとセリスティアのお腹が見られると期待したのだが、肌着が肌を完全に覆ってしまっており、セクシーさの欠片も無かったから。
「……レーゼさんも着けているみたいですけど、着ける意味あるんですか? 害虫駆除なんですよね?」
「まぁそうなんだけど、仕方ないじゃない。バスターの決まりなんだから。私だって、こんなもの着たくないわよ。『衣服強化』があるんだし」
動きやすいように作られているとは言え、普段着のままと比べれば、動きやすさは雲泥の差だ。事実、レイパーとの戦いなら、こんなものとっくに脱いでいる。
「せめて、変身した時のあの空色の鎧くらい硬くて軽ければ、いつも着けているんだけど……」
「うわ意外。あの鎧、なんか見た感じ重そうなのに」
「マイカのフォートラクス・ヴァーミリアみたいなものよ。あれだって、重厚そうに見えて、結構軽いじゃない」
「あー、成程。なんか感覚が分かったかも。――えっと、じゃあ話を纏めると、私達もそのスノーローチとかいう害虫を駆除すればいいの?」
「そうよ。ま、防具はバスター署のやつを借りてくるわ」
「ん? 待ってください。そう言えば、害虫駆除なんですよね? やたら防具だのなんだのって話をしましたけど、そこまで仰々しくする必要があるんですか? もしかして、蜂みたいに刺してくるとか?」
それにしたって、ここまでの装備が必要なのかとも思う。これではまるで、それこそファンタジーにおける魔物討伐みたいだ。
雅の疑問に、レーゼが答えようとした時。
「お、通話が来た。ちょっと失礼。……あいよ。了解だ。――そろそろ駆除の時間らしいぜ。後は実際、見た方が手っ取り早いんじゃね?」
そう言いながら、外を指すセリスティア。
レーゼは「そうね。私、防具を借りてくるから、先行っていて」と頷く。
何となく腑に落ちないモヤモヤを抱えたまま、雅と真衣華はセリスティアに連れられて外に行き――
――二十分後。ノースベルグの東側の、街の入口。真っ直ぐ続いた道は、海へと繋がっている。
「案外、サイズぴったりね。良かったわ」
「あー、うん。それは良いんだけど……」
レーゼから渡されたプレートアーマーを身に着けた真衣華は、周りを見渡し、眉を顰める。
「なんか皆、持っている武器が物騒過ぎない? 剣とかハンマーとか、害虫駆除にここまでやる?」
「ええ。そのスノーローチっていうの、虫なんですよね? 流石にこれは……」
総勢百名程の住民とバスターが集まっており、いくらなんでも戦力過多が過ぎないかと思ってしまう二人。件のスノーローチという害虫がどんなものなのかは知らないが、同情してしまう。
すると、
「ん? 地震ですか? 変な振動がしますけど……」
「いや、何か違くない? ――うん? ちょ、ちょっと雅ちゃん? 海の方が……」
「……え? え?」
白い物体が海から出てきて、まるで雪崩かと錯覚するような勢いでこっちに来ているのが見え、二人は唖然とする。地面の揺れの正体は、あれが動く際のものだろう。
その白い物体は、よく見れば触覚や足が見える。どうやらあれがスノーローチらしい。
だが――
「きゃぁぁぁぁぁっ!」
「ちょ、ちょ……え、何あれっ? ヤダヤダ怖いんだけどっ!」
雅と真衣華が互いに抱き合い、木霊する悲鳴。周りにいる人が何事かと睨んでくる。
しかし、無理もない。何故なら、そいつらの見た目は、
「モロ見た目がGじゃんっ!」
「しかもデカ過ぎませんか! 嘘ですよねっ? あれを駆除しないといけないんですかっ?」
大きさ、およそ一・六メートル。人間と殆ど同じサイズの、白いゴキブリ。
それが、スノーローチ。
そんなおっそろしい化け物が、海の方から群れをなして、ノースベルグへと進行していたのだ。
そんなグロ画像も裸足で逃げ出す光景なのだが、この場でギャーギャー喚いているのは雅と真衣華二人だけ。周りの人は、「いやー、この時期の風物詩だねー」とか、信じられないことを言っている始末。
「あ、あんなのが街に入ってくるんですかっ?」
「ええ。それで基本的には真っ直ぐ西の海へと向かうのよ。ただ、結構な数のスノーローチが群れを外れて、ノースベルグの農場とかで作物を食い荒らそうとするの」
「ちょっとくらいいいじゃん! 食べたら満足して海に行くんでしょっ? 放っておこうよぉ! 戦う必要なんて無いって!」
「マイカ……何を馬鹿なことを。あいつらがどれだけの作物を平らげると思っているの? ちょっとやそっとじゃないのよ?」
「因みに大昔、あいつらのせいで国が一つ滅んだらしいぜ。深刻な食糧難になってな」
「やべぇ害虫じゃん……」
セリスティアの口から明かされた、衝撃の真実。それに愕然とするのは勿論のこと、それを知っていて落ち着いている回りの人達にも戦慄せざるを得ない。
「……も、もしかして、異世界の人達って、Gとか出てもあまり気持ち悪がらないんですか?」
「そんなわけ無いじゃない。家に湧いたことを想像するだけでも身の毛がよだつわ」
「じゃあスノーローチも?」
「あれは平気よ」
「何でですかっ!」
「ミヤビ……何をそんなに、いきり立っているの?」
珍しい雅の反応に、レーゼは困惑せざるを得ない。
すると、真衣華が何かに気付いたように、唇をワナワナと震わせ、レーゼを見る。
「あ、あのぉ、レーゼさん? 私が名指しで呼ばれた理由って、もしかして……」
「スノーローチって、外殻が結構頑丈なのよ。――期待しているわよ、『腕力強化』を使ったマイカのパワー」
「……え? 私、まさか最前線で戦わないといけない感じ?」
「心配すんな。スノーローチは、農作物は食い荒らすが、人間は食べねぇ。念のために鎧を着ておけば、まず怪我はしねーから」
「いや普通に精神的に無理なんだけどっ?」
逃げたい、めげたい。ぶっちゃけレイパーと戦うのと同じくらい嫌過ぎる。
「真衣華ちゃん、頑張って下さい! 私は家で、おいしいご飯とか作って待っていますから!」
「いやミヤビも戦うのよ?」
「そうだよぉ! 私を置いていかないでぇ!」
「うわーん!」
「お前ら……ほら、来るぞ」
気づけば、スノーローチの群れはすぐ側まで来ている。その数、一万は下らない。最前列に並んでいた人達は、既に声を張り上げ群れに突撃を始めていた。
レーゼとセリスティアは、喚く雅と真衣華の腕を掴むと、強引に走り出し――
***
「無理無理無理無理もう無理ぃ!」
「なんでこいつら、エネルギー弾が効かないんですかぁっ!」
スノーローチの駆除が始まってから十分。既に真衣華と雅は、半泣きでそれぞれのアーツ、『フォートラクス・ヴァーミリア』と『百花繚乱』を振り回していた。
二挺の深紅の斧と、メカメカしい見た目の剣。それが振るわれる度に絶命していくスノーローチ。
バスターと市民も奮戦しており、辺りにはもう、百体以上ものスノーローチの死骸が転がっている。
それでも、スノーローチの群れは、数が減る気配がない。一体倒せば、その後ろから二体のスノーローチが来る。倒しても倒してもキリがない。既に、街の方へと流れているスノーローチも相当数いた。
「スノーローチは、魔法に強い耐性があるのよ! 多分、そのせいだわ! これは新発見よ!」
「あぁ、後ミヤビは最初に言いつけた通り、スキルも音符の力も絶対に使うんじゃねーぞ! この後、レイパーが出てこないとも限らねーんだから!」
「確かにそうかもしれませんけどっ!」
悲鳴を上げるように叫ぶ雅。確かにそんなことを言われたが、持てる力をフル活用し、さっさとこの地獄から抜け出したいという欲求が凄い。
「こわいよぉ!」
「大丈夫よマイカ! ちゃんと倒せているじゃない!」
「そういう問題じゃないってぇ!」
真衣華の振るった半月型の片手斧が、一体のスノーローチの外殻に罅を入れる。そこにさかさず二撃目を入れて倒すが、まだ戦闘開始から間もないのに、もう腕が疲れてきた。
「おらマイカ、動きが鈍い! 気合入れねぇと、スノーローチに抱きつかれんぞ! まぁ別に死にやしねーけど」
「絶対やだぁ!」
口元からカチカチと音を鳴らすスノーローチ。こんなのに触れたら、あっという間に意識が天の彼方へと吹っ飛んでしまうだろう。真衣華は必死である。
因みに、ここでこんな悲鳴を上げて戦っているのは雅と真衣華だけ。他の者達に、スノーローチを怖がる様子は微塵も無い上、戦い方にも余裕がある。レーゼとセリスティアは二人に檄を飛ばしながらも、特に苦労することなくスノーローチを駆除しているくらいだ。
「なんで皆さんはそんなに余裕があるんですかっ!」
「いや毎年やっているし……」
「レイパーに比べれば、全然だろ?」
「うっそだぁっ!」
格が違う……雅と真衣華は、この時そう思った。
***
そして、二時間後。
激しく動いて熱っぽくなった体を冷ますように、チラチラと雪が降ってきた頃。
雅と真衣華は、未だキャイキャイ騒ぎながらスノーローチを駆除していた中、どこからともなく、鋭い笛の音が聞こえてくる。
「おっと、そろそろ終わりね」
「えっ? 本当ですかっ?」
「やったぁっ!」
精神的にもうとっくに限界の向こう側に行っていた二人にとっては、レーゼの言葉はまさにずっと待ち望んでいた希望の言葉。
速攻でその場から逃げ出す二人に、セリスティアは「ったく、怖がり過ぎだろ」と苦笑いを浮かべた。
「あっ! そうだレーゼさーん! 終わりって言っていましたけど、いいんですかぁっ? まだ残っていますよぉっ?」
「街の方に行ったのも、いっぱいいるよーっ?」
皆が倒したスノーローチは、二千体程。全体の二割程でしかない。しかも残ったスノーローチは、普通に街の方へと向かっており、しかしそれを誰も止めようとしていなかった。皆、普通にその場から離れていき、進むスノーローチを見守っていた。
レーゼは「やれやれ」と呆れたように肩を竦め、二人の方へ走っていくと、
「全く、そんな遠くから聞かなくてもいいじゃない。――あれはいいのよ。私達の役目は、増え過ぎたスノーローチを減らすだけだから。別に全滅させる必要は無いわ」
「俺らが戦っている間に、ルート整備はされてんだ。スノーローチを、反対側の海に誘導する係がいんだよ」
「あぁ、私達は、時間稼ぎだったんですね」
「えー? でもさ、害虫なんでしょ? 全滅させた方がよくない?」
「ぶっちゃけ、希羅々ちゃんの『グラシューク・エクラ』を使えば、多分残りもほぼ駆除出来ますよ?」
「安全に確実に駆除できるじゃん、いいじゃんそれ」
雅と真衣華の言葉に、レーゼは「あのねぇ」と嘆息する。
「いい? レイパーと違って、スノーローチは人間からすれば害虫だけど、陸や海の生物にとっては益虫なのよ。落ち葉や死骸を分解して、土を綺麗にしてくれるの」
「ま、繁殖能力が高すぎんのが困りもんだけどな。でも、必要以上に殺すのはちげーっての」
「う……ぐぬぬ……」
「そ、そう言われると反論が……」
言わんとしていることは分かるが、なんか釈然としない気がしないでもない二人。
それはともかくとして、
「ま、まぁ何にせよ、終わってホッとしました。あー、疲れた……」
「だねー。お風呂入ってご飯食べて、さっさと休も」
「……あ? 何言ってんだ?」
まだ終わってねーぞ、というセリスティアの言葉が、後に続く。
雅と真衣華の顔からは、表情が消えていた。雪のように真っ白だ。
そんな二人に向けて、レーゼはちょっとだけ申し訳なさそうな顔で口を開く。
「スノーローチの死骸を片付けないといけないでしょ?」
「うわぁぁぁぁんっ!」
「やだよぉぉぉぉっ!」
「だぁ! うるせーなぁ! 後二時間くらい頑張るだけだろうが!」
「寧ろここからが本番よ。死骸の処理、意外と面倒なのよね」
「うっそですよねぇ! あれ、放っておいたら土に戻ったりしないんですかっ?」
「するけど、時間がかかるのよ」
「それでもいいじゃん!」
「いや、普通に邪魔になんだろ……。ほら、グダグダ言ってないで、さっさとやるぞ」
「そうよ。ほら見なさい。大掃除に参加しなかった子供達も集まってきているわよ。年上のあなた達が騒いでちゃ、恥ずかしいでしょ」
嫌がる雅と真衣華。
そんな二人を、レーゼとセリスティアは、またしても無理矢理連れていくのだった。
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