第18章閑話
雅達が救助された、丁度その頃。
イーストナリアにある遺跡――ガルティカ遺跡内部にて。
あちこちでレイパーが出現し、その対応やら何やらで、今は遺跡に人が誰もいない。
そんな場所に、黒い光が空から落ちてくる。
光の中から現れたのは、塔から出ていった、レイパーの胎児。
そして、そんなレイパーの胎児の元へと、何かが近づいてきた。
人型の、しかし人ならざる存在――つまりは、こいつもレイパーだ。
そいつは、レイパーの胎児の前まで来ると、片膝を付き、頭を垂れる。
「ラコネヘニラエコヘノ。ヨボロウデ」
そう言うと、レイパーは再び立ち上がり、レイパーの胎児を抱き抱え、遺跡から出て行くのであった。
***
そして一方、新潟市街では。
大量のスライム種レイパーにより、怪我人の救助等に警察が追われていた時だ。
一人の男性警察官が、ビルの影に何かの気配を感じ、眉を潜めて近づいていく。
そこにいたのは――
「……こ、子供か?」
白くて長い髪の少女。歳は二桁いかないくらいか。
彼女は、ビルの壁に寄りかかって座り、小さく寝息を立てていた。気を失っているのだろう。
日本人とはとても思えない容姿で、思わず見とれてしまう程、少女は美しい。
暫く彼女に見とれていた男性警察官。
しかし、今の状況を思い出した警察官は少女を抱きかかえ、避難所へと連れて行くのであった。
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