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#ユウマオのお悩み相談 3

『ユウさん、マオさん、こんばんわ。

春が来て誰もが新しい生活に胸を躍らせている事でしょうが、僕の心の中は真っ黒です。

まっくろくろすけです。

それというのも、4月に入った矢先にお気に入りのジーンズの膝に穴が空いてしまったからです。

あまりにも良い位置に空いてしまった為、いつも履く時にその位置から足が飛び出て穴を広げてしまいます。

それも両膝共にです。

こんなに大きな穴が空いては何も守れません。

虫が増えてくる季節、この穴から蜂に刺されたらと思うと怖くて外も出られません。

泣きっ面に蜂とはよく言ったものです。

新しいジーンズを買いに行けば良いのでしょうが、コミュ障の僕はいつも裾上げでどもってしまいます。

裾の長さを聞かれれば、え、あ、あ、なが、あ、あ……ふ、ふつうで。

と言った具合に産まれたての子鹿もびっくりするほどにプルプル震えながら受け答えしてしまいます。

あの空間は陰キャやコミュ障を○しに来ているに違いありません。

裾上げを頼む時にスマートな方法は何か無いでしょうか?

P.S.お二人は店員さんとのコミュニケーションで困ったことはありませんか?』


・ながっw

・これはハガキ職人www


「……何じゃろうか、地上波のラジオのお便りみたいじゃな」


「これはハガキ職人でしょ、おもろ」


「妾達の雑談企画の延長でここまで本気を出されたからには、妾達はしかと答えねばなるまい。

妾はジーンズ類は履かぬのでユウに答えてもらおうかのう」


・履かなそう

・マオちゃんがジーンズ履かないのは解釈一致


「うーん、そうだなぁ。

試着室に入る時って絶対に店員さんに声かけるじゃない?

その時点で裾上げしてくださいってお願いしておくと、店員さんが気にかけてくれるから、いざという時に呼びやすいと思うよ」


「確かにどちらにしろ声をかけるのであれば最初に言っておくのはありじゃな」


・確かに

・裾上げお願いする時に呼ぶのも大変だからな


「裾上げの長さだけど、個人的には長め一択かな。

分かりやすくするなら踵が隠れるくらいって言う言い方をするといいと思うよ。

いざ履いてみると裾上げした時よりも短くなりやすいんだよね。

だから、そのぐらいの長さにしておくといい感じの長さになるんじゃないかな」


「確かに試着してみた時と、購入にしてからでは思っていたものと違うなどはよくある事じゃな」


・めっちゃ分かる

・勉強になるな


「確かにコミュニケーションは難しいかもしれないけど、裾上げお願いしますと、踵が隠れるくらいでって言葉くらいは言えるようになるよう頑張ろう!

で、店員さんとのコミュニケーションで困ったことはマオに任せようかな」


「うーむ……それはアレじゃろ。

未成年に見られる事じゃな。

殆どの店員が幼子に話しかけるように接してくるからのう」


・草

・そりゃそうだ


「ちなみに僕は某カフェの呪文のような注文が苦手だよ。

さ、結構時間取ったし次のお悩みに行こうか」

ハガキ職人風のお便りを書く為に頑張ってハガキ職人を頭の中に降霊させました。

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