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#夢の国の思い出を聞かせて 3

「さてさて、次のお便りは……これも、怖い思いしたシリーズで通せるかな。

ユウちゃん、こんにちわ。

はい、こんにちわ。

僕は子供の頃からクマさんが好きで、夢の国でそのアトラクションに乗るのを楽しみにしていました。

しかし、いざ乗ってみると途中まではコミカルな雰囲気にニコニコだったのですが、段々と途中から怪しい雰囲気に。

大人になってから知ったのですが、途中からクマさんの精神世界に入ってるそうなのですが、その世界観は不気味で意味不明で……その後しばらくは夢でうなされるレベルでした。

今は色々と分かっているので平気ですが、あれは子供には厳しいアトラクションだと思います」


・あ〜あれかぁ

・確かに怖い


「これはねぇ……言ってること分かるよ。

僕もマオとメンヘラアトラクションなんて冗談で言ってたからね」


・メンヘラアトラクションw

・言ってる事は分かるw


「あれはクマさんの闇を感じるよね。

普段はのほほんと何も気にしない風を装っているけど、心の中は爆弾抱えてるみたいな。

……そう言えば思い出したけど、あのクマさんのホラー映画やるって話だっけ?」


・なんか見た気がする

・大元が必死に止めてるんだっけ?


「著作権とかどうなってるのかよく分からんけど、気にならないかって言えば嘘になるよね。

ほら、ネットでもよくあるじゃん。

呪われた○○シリーズみたいな。

口ではなんやかんや言ったところで気にはなっちゃうんだよね」


・それは確かにそう

・許せるのと気になるかは別問題だよな


「結構時間使っちゃったし、次でラストにしようかな?

ユウさん、こんばんわ……はい、こんばんわ。

自分の最大の思い出といえば、夢の国のお城の前でプロポーズした事です。

付き合っていた女性に指輪を渡してプロポーズし、ドキドキして返事を待っていたら了解を得て無事に成功。

今は結婚式も終えて仲良く暮らしています。

当時は周りのお客さんも祝福してくれたのですが、後日妻からはクレームが入りました。

あの状況で断られるわけがない……と。

もちろん、断るつもりはなかったらしいですが、一種の脅迫概念のようなものがあった事は未だに責められてしまいます。

プロポーズは成功しましたが、やり方は失敗してしまったようです。

あ、もちろんその事で喧嘩したりする事はありませんが。

長文で惚気話失礼しました」


・リア発!!

・圧縮言語すぎるw

・リア充爆発しろ


「ああ〜確かに周りに多数の目があるお城の前で指輪渡されたら断り辛いよね。

お金貯めてここで結婚式とかなら分かるけど、人の沢山いる場所でプロポーズはやめた方がいいかもしれないね。

そういうのはやっぱり2人っきりで時間共有したいじゃん」


・いつになく乙女な意見

・参考になります


「まぁ、最後は甘酸っぱいの持ってきて締めに良かったんじゃないかな?

それじゃ、今日も長い事付き合ってくれてありがとう。

おつかれ〜」


・おつかれ〜

・おつかれさま!

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