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#だてんちラジオ 4

2022/10/09 誤字報告受け付けました。

いつもありがとうございます。

「さて、次のお便りは……これは姫花先輩に読んでもらうでちか」


「え、どのお便り?

……ああ、これかな。


セシムちゃん、姫花ちゃん、こんばんわ。

私は都内にある女子校に通っているのですが、最近出来た友人の事が気になって仕方ありません。

自分は今までノーマルだと思っていたのですが、今は寝ても覚めてもその友人の事ばかり考えてしまいます。

姫花ちゃんは別として、セシムさんはこういう経験はありますか?

またどう対処したら良いのでしょうか?


……私は別って……」


・まぁな〜

・姫花ちゃんの経験は誰もが知ってるから


「百合の経験があるかなんて姫花先輩には聞くだけ野暮じゃないでちか。

因みにセシムはさまざまな困りごとを、自慢の腕力で解決したらモテモテになったでちよ。

もちろん、仲の良いお友達としてのお付き合いしかしてないでちけどね」


「まぁ……そうだね。

私は隠してるわけでもないから……はい。

ところで、セシムちゃんってそんなに力強いの?」


「左右の握力が50キロ超えてるでち」


・強すぎw

・ファッww


「ご!?」


「ごって何でちか!

ゴリラだって言いたいでちか!?」


・ゴリラだろ

・握力ゴリラかよ


「いやいや、誤解誤解!

五十のごだよ。

私なんて普通の女の子よりも下だよ」


「鍛えてるでちからね。

それでもユウ先輩とマオ先輩にはいいようにあしらわれたでちね」


・やっぱあの2人は別格か

・片方は人間じゃないしな


「ああ〜ほら、あの2人は何ていうんだろ……人外?

いや、これは言い方が悪いよね……うーん、超人だから対抗するだけ無駄じゃ無い?」


「勇者と魔王は伊達じゃないでちね」


・それはそう

・比べちゃあかんよ


「ところでセシムちゃんなら付き合う相手にどんな事求める?」


「セシムは腕力でちね。

セシムより強ければ男も女も関係ないでち」


・脳筋かよ

・頭ゴリラかよ


「それってユウ先輩とマオ先輩になっちゃうじゃん」


「あの2人は規格外でちから……それに、あそこまで長年の夫婦感出している2人の間にお邪魔する趣味はないでちよ」


・入れないよな

・あれは完成系だよ


「ああ、確かに分かるかも。

もう色々とやり合った後にお互いのことを全て理解した老夫婦みたいな感じがあるよね。

あれは夫婦の理想だと思うよ」


「そうでちよねぇ………あ、これ解決にならないでちか?

あの2人はカップルみたいな濃厚スキンシップが無くてもパートナーとして寄り添ってるでち。

だから、先ずは恋人とか友達とか付けないパートナーとして寄り添ってみて、心が定まったら関係を進展させるでちよ!」


・いい意見じゃん

・珍しい


「あ、それいいかも。

結構正解に近いんじゃないかな」


「いや〜いい仕事が出来たでちね。

さ、この調子のまま最後のお便りに行くでち」


・ゴーゴー

・もう最後か

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