#庭で浪漫を感じるTRPG 3
「順番的には妾からかのう?」
「はい、それでお願いします。
制限時間は3分です……では、スタート!」
・いきなり始まった
・3分は長いだろw
「さ、3分じゃと!?
ええっと……見よ、ユウよ!
ここがかの有名な太宰府天満宮じゃ。
妾達はこれからかの有名な菅原道真公の祀られておるこの場所を散策するのじゃ。
ここは神社でありながら中は広い庭を思わせる作りになっているので、存分に楽しめるはずじゃ」
「いま調べてみたんですけど、ここって本当に庭園みたいな作りになっていますね」
「ほんまや、めっちゃ良い所やん」
「ええわ〜」
・確かに雰囲気あるな
・行ってみたくなる
「それでじゃな……えっと、あれじゃよ。
梅……そう、ここは梅が有名でのう。
と言うのも、道真公が左遷されてから、元々おった場所の庭にある梅の木が恋しいと嘆いたら飛んできたという逸話があるからなんじゃ」
「それは聞いたことがありますね。
庭に梅の木が飛んでくるって無茶苦茶な話だと思った記憶があります」
「現実的な意見はやめてくれなのじゃ。
それでじゃな……梅が……あれで……もち……そう、餅じゃよ!
ここでは梅枝餅という食べ物が名産品なので良かったら一緒に食べぬか?
ほれ、そこの店からなら庭を一望して食事が出来そうじゃぞ」
・マオちゃんにしては珍しくつっかえてる
・頑張れ!
「これは中々美味しそうですね。
それにこんな素敵なお店でお茶と梅枝餅を頂きながら庭を見ると言うのは実に素晴らしいですよ」
「はぁ……はぁ……いまどのくらい経ったのじゃ?」
「今で丁度半分ですね」
「まだ半分じゃと!?
えーっと……うーん……無理じゃ。
これ以上は思いつかぬからギブアップじゃ!」
・ギブアップ!!
・これはしょうがない
「おおっと!マオさん、ここでまさかのギブアップ宣言!!
これはどう見ますか?
解説のランチさん」
「そうやね〜初めてのチャレンジ、一番槍を任された重圧に耐えてよくここまで頑張ったと思うわ。
「ええわ〜」
・急に解説始まったw
・長が同じ事しか言ってないぞ
「長さん、それは私が最後に一番良い庭に対して言う台詞なんですが……」
「まぁ、それだけええ庭散策やったっちゅうわけや。
ナイスガッツ!」
「グッドぞろぞろ」
「うむむ……何やら褒められているのか、貶されているのか分からぬのう。
ここまでお膳立てしたのじゃから次は期待しておるぞ」
「任せとき〜や。
皆が驚くような庭の散策見せたるで!」
・これは期待
・ランチさん得意そうだな




