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#庭で浪漫を感じるTRPG1

少し誤字修正しました。


自分が思う地獄のTRPG第二段。


今回のゲームはTRPGでありながら、紙も鉛筆もダイスすら必要ないというゲームです。

「皆さま、こんばんわ。

TRPG専門で配信しているアナスタシアです。

我が半身であるミハイルが地獄のような配信をしていたので負けていられないと、もっと素晴らしい地獄をご用意いたしました。

そんな地獄ツアーに来られた最初のお客様、ご紹介をお願いします」


「え、あ、どうも。

アナスタシアの友人です。

Vでも何でも無いのに何で呼ばれたの、おれ?」


・だれ?

・立ち絵無いけど


「今回のゲームを遊ぶにあたって友人内で何度かテストプレイを行いましたが、彼がいないと成立しないという成果を出してくれたのでお呼びしました。

貴方にはこの立ち絵をあげましょう」


「何これ?丸の真ん中に長って書いてあるだけなんだけど」


「今日から貴方の名前は長です。

よろしくお願いします。

では、次の方どうぞ」


・長の扱いが酷いw

・こんなのありなの?


「うむ……くじよじ所属の田中マオじゃ。

正直何をやるか分かっておらぬが、昨日のユウの有様を見ているので不安が隠せぬ」


「昨日はハッチャけておられましたね。

マオさんにも同じくらいの苦難をと思っていますのでよろしくお願いします」


「正直すぎて帰りたくなるのう」


・苦難与えるって言い切ったぞ

・相変わらずドSすぎる


「最後の方、自己紹介をお願いします」


「あ、どーも。

オーレショー所属の昼時ランチです。

何で二日連続で呼ばれたのか全く分かっておりません。

多分、今日も危険日です。

よろしくお願いします」


・またw

・二日連続w


「昨日は存分に楽しんでいたようなので今日も楽しんでいただけたらと思います。

本日は栄枯やロマンを感じられる素晴らしいTRPGとなっております。

皆様はお庭は好きですか?」


「縁側から見ると落ち着くのう」


「あればええんやろうね。

都会では中々庭付きはお目にかかれんで」


「庭から逃げたい」


「長は庭の長なのですから逃げられませんよ。

今回遊んでいただくTRPGでは皆様がご自由に庭を散策して堪能してもらえる……そんなゲームでございます。

最初に庭を一緒に散策する人数を決めてもらいます」


「それはダイスを振って決めればええのかのう?」


「いえ、ダイスを振るのは面倒なので自分達で勝手に決めてくれとルールブックにありますね。

なので、ダイスは振らないでと書いてありますね」


・面倒なのでw

・ダイス振るなってw


「は?TRPGなのにダイス振らへんのかい!」


「いい反応ですね。

それでは直感で決めてもらいましょうか」


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