#勇者の雑談話　３

「なんかゲームの話ばっかりしてるのも何だね。

かと言って普通の路線に戻すのもなんだし……そうだ！

漫画の方に話を変えようか」

・いいですな

・それはアリ

「ゲームの話とも繋がってくるんだけど、実は配信でやってないけど、俗に言うアトリエシリーズのファンだよね……実は」

・えっ、そうなの？

・今までそんな話してなかったのに

「それであの作品って一番最初と二作目の主人公が其々に妖精さん育てる続編のゲームが出てるんだけど知ってる？」

・なにそれ？

・聞いたことないぞ

・持ってたわ〜初代の携帯ゲーム機だよね

「知ってる人もいるね。

そうそう、電池で動いて白黒の画面で遊ぶやつ。

で、その作品自体かなりマイナーなんだけど、それを元にしつつ独自の設定を書いてた漫画版があって、これがオススメだよ」

・知らんなぁ

・ゲームは知らんけど漫画は知ってる

・両方とも持ってる

「現在はかなり大きい上巻・下巻のセットで出ていて原作ファンにはかなりおすすめ。

その携帯ゲーム機で出て来た敵キャラクターも物語に取り込んであるんだよ。

どんな漫画かって一口で言うと悪い人が出てこない作品かな」

・ふむふむ

・なるほど

「ゲーム内ではこの世界に侵攻して来た魔王ってのが一作目に出てくるんだけど、それは初代の主人公が倒しちゃった後の話なんだよね。

要は一作目・二作目のストーリーが終わっている状態なので、元々数少ない悪役が完全に排除された後だからストレス無く読めるのがいいね」

・昨今は鬱・グロブームでメンタルやられるからな

・ストレスフリーはいいかもしれない

「そうやって楽しく読めつつ原作愛に溢れた作品だからファンは是非読んでほしい……っと、ここまでは上巻・下巻の説明で今からが本題なんだけど」

・今から本題！？

・今までは前菜？？？

「実は公式のコミカライズが連載終了した後も、作者は酔っ払いシリーズとして同人でその後の世界を描き続けていたんだよね」

・ほう

・アトリエ愛が凄まじいな

「本来は同人会場だけでひっそりと終わるはずの代物だったんだけど……なんと公式から許可が出て単行本化しているんだよ」

・え！？

・そんなことあんの？？？

「僕も信じられなかったけどあるんだなぁ。

もちろん雑誌連載じゃないからペースはかなり遅いんだけど、それでもあの大好きな世界の続きが見られるから本当にこれはお勧めしたい。

そのまま公式で正史にしてほしいくらい魅力的な世界だから」

・気になったから読んでみようかな

・ちょっと探してみる

「と、お勧めを紹介したところでいい時間になってきたね。

今日はこの辺で終わりにしようか」

・はーい

・今日も楽しかった

「高評価、チャンネル登録してくれると嬉しいよ。

では、おつかれ〜」

・おつかれ〜

・おつかれさま

・おつかれ〜