#ネズミの花嫁争奪バトル 1
「こんユウ〜」
「こんマオなのじゃ」
・こんユウ
・こんマオ
・こんユウ
「今日は久しぶりのユウマオコラボという事で対戦ゲームをするよ!」
「対戦という事は何か格闘系のゲームかのう?」
「今日やるゲームは紅白のゲームで有名なネズミのゲーム……で、主人公をやったネズミの息子達が主人公。
1匹のメスネズミを取り合って兄弟で血みどろの争いをするのだ!」
・ネズミが警官やってるゲームだっけ
・あのネズミって子供いたんだ
・このゲームは知らんな
「ネズミが警官をやっておるゲームなら知っておったが、このゲームは知らんのう」
「僕も軽くしかプレイしてないんだけど、それでも有利になっちゃうからマオは一回試しにプレイしていいよ」
「それは助かるのう。
1人プレイではコンピューターと対戦するんじゃろうか?」
「いいや、1人プレイは本当に1人だね。
一人で家具集めて……って、そこ説明してなかったね。
このゲームは道中にあるお金を集めてお嫁さんを迎える家を建築するのが目的なんだよ。
対戦の場合は外観とか組み合わせとか一切関係なしで総額が高い方の勝ちらしい」
・嫁さんしっかりしてるな
・やはり世の中は金よ
「ふむふむ、それではプレイしてみるかのう。
なるほど、ジャンプと蹴りがあるのじゃな。
蹴りで雑魚を倒せると」
「後はジャンプ中にボタン連打で空中で滑空することが出来るよ」
「どれどれ……本当じゃな。
このゲームは紅白ゲーム機の割にグラフィック、音楽、操作性の全てが快適じゃな」
「そうなんだよ。
末期に出たゲームだから何だろうね。
この後はスーパーなゲーム機が出てきちゃうから影に隠れた名作って感じだよ」
「ひとしきり宝を集めたらゴールへっと。
ここでスロットのボーナスが入るのじゃな」
「上手くいけば無料で家具が貰えるかも……お、運が良いね」
「やったのじゃ!
っと、箱は一つしかないからミニゲームじゃと?」
「NPCと勝負だね。
旗揚げ勝負で相手……うん、なるほどなるほど」
「ぬぬぬ、何なのじゃ!?
相手が全くミスせぬでは無いか」
「最強引いちゃったからね。
他にも尻相撲とか間違い探しがあって相手の猫三兄弟は其々得意ジャンルが違うんだ」
・そういうシステムなんだ
・なるほど、得意分野分けられてるのか
「どのゲームも最強引いちゃうと基本勝てないらしいね。
折角だからもう数ステージプレイしていいよ!」
「うむ……あまりプレイしていないと言いながら知識は詰めてそうじゃからな。
せめてここで練習して挽回させてもらうのじゃ」




