定期的な活動会議
いつもの部屋でいつもの2人は今後の活動内容に関して話し合っていた。
これは今日、特別に行っている事ではなく、定期的にやっている事だ。
今回の議題はコラボ相手なのだが……
「困ったね」
「困ったのう」
2人はうんうんと悩んでいた。
というのも最近ルーナが引退して裏方になり、リーブ先生も本職の仕事が忙しくなった為に田中家というコンテンツの維持が出来なくなってしまったのだ。
そこで新しく何か作れないものかと考えていたのだが……
「天さんと修羅さんは独自の配信が完成されてるから定期的に何かやるのは厳しいよね」
「外の仕事もかなり入っておるからのう。
かと言って巫女も独自の配信で人気を得ておるし、本職の忙しさに左右されるから無理じゃな」
「巫女さんの本職絡みだと花鳥風月の4人はもっと忙しいから無理じゃない?
姫花と蝶子さんもちょっとな〜」
「定期的に百合の間に挟まるのはキツいじゃろう……ナコと八起子、ハニーはライブを行うとかで忙しそうじゃのう」
「あの3人は音楽つよつよだから。
メル、モニカ、バスは3人で完成されてるから余計な手は加えたくないかなぁ」
「そもそも後輩の場合は引っ張り上げるためのコラボなら分かるのじゃが、自分達の為の企画に使うのは先輩として良くはないじゃろ」
2人はくじよじのHPにあるメンバーのプロフィールを見ながらああでもない、こうでもないと頭を悩ませる。
「リーブ先生は生みの親って事と、見た目は幼女アバターで許された部分があるけど、男性陣と定期的なコラボはやめた方がいいよね?」
「定期……は確かにのう。
気にせぬものが殆どじゃが偶にお気持ち表明のようなメッセージが飛んでくるからのう」
「それにマトモな人達が噛み付いて喧嘩に……なんて事もあるからね。
気にしなくていいとは思うけど余計な火種を抱え込む事もないかな」
「久しぶりに教授の講義は聞きにいきたいものじゃ」
「僕も富国師匠とスポーツの話はしたいかな。
それは単発的な企画として入れていいと思うよ」
「うむ……単発企画はいいんじゃよ。
幾らでも思いつくしの。
しかし、出来れば複数人でやれる長期企画が欲しいのう」
「いっその事、今度デビューする子に唾つけるとか?」
「あまりプレッシャーをかけてしまうようで感心せぬのう。
うむ……暫くは流れに任せてこのままじゃな!」
「それしかないかぁ。
後は外部コラボ頑張っていくしかないかな」
「そうしていくとしよう。
差し当たって明日は妾達2人で何かゲームでもやるかの?」
「あ、それじゃ最近手に入れた対戦型ゲームにしよう!」
こうして定期的に話し合いをするのだが、大抵は現状維持で落ち着く2人であった。
作者の記憶力チェック回でした。
ショウタ?作者は覚えていますが2人は忘れていたようです。




