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地獄閻魔先生 登場

2022/06/02 誤字報告受け付けました。

いつもありがとうございます。

待ち合わせの日、2人が事務所で待っているとドアをノックする音が聞こえた。


そこには20代後半くらいの綺麗な女性がいた。


「お久しぶりです、里中社長。

今回はコラボの話受けてくれてありがとうございます」


「こちらこそいつもお世話になってるわ。

閻魔ちゃんってば、また綺麗になってるわね。

今度、美容の秘訣教えてちょうだいよ」


「相変わらずお上手ですね。

そっちにいる2人が・・・って聞くまでもないですね。

まさか、ここまで中身が一致しているとは」


「こんなに完成させれてるのにわざわざ別の皮を用意することもないでしょう?

リーブ君は楽しそうに仕事してくれたわよ」


「いや〜リーブ先生の気持ち分かるなぁ。

私もこの仕事だったら喜んで引き受けてたと思いますよ」


「あら、じゃあ次に異世界から来た子を見つけたら閻魔先生にお願いしようかしらね。

さて、お喋りはこのくらいにして2人とも。

こちらがコラボを依頼してくれた火車猫の生みの親。

地獄閻魔先生よ」


「よろしくね、ユウちゃん。

マオちゃん」


2人が一通り世間話を終えたところで挨拶をすることになった。


ユウとマオは地獄閻魔の前に出ると頭を下げる。


「元勇者のユウです。

よろしくお願いします」


「元魔王のマオじゃ。

よろしくお願いするぞ」


「改めて火車猫の中身兼ママの地獄閻魔よ。

中身やってるのは内緒ね」


地獄閻魔はそう言って人差し指を立てて口元に持っていく。


「みんな知ってることじゃないの」


「みんなちゃんと、中身とママは別物だって思ってます!

そういうことにしてくれてます!!」


そんな地獄閻魔の様子を見て2人は顔を合わせる。


「じゃあ、僕達が異世界から来た本物の勇者と魔王ってのも内緒ね」


「喋っちゃダメなのじゃ」


と地獄閻魔に合わせて言う。


「あら、何ていい子達なのかしら。

じゃあ、意地悪社長は放っておいてご飯食べに行きましょうか。

下にタクシー待たせてるし」


「楽しんでらっしゃいな。

費用は全部閻魔ちゃんに払わせておけばいいから遠慮しなくていいわよ」


「くじよじの事務所の経費に回してもいいんですよ?」


「個人でがっつり稼いでるから構わないでしょ?

それに気に入った子を遊びに連れて行くのは貴女の趣味じゃない。

この子達、貴女の趣味にドンピシャでしょ?」


「それを言われるとどうしようも無いですね。

2人とも、今日は遠慮せずに好きなようにしてね。

こう見えても私とても稼いでるから」


「うん、分かったよ閻魔先生!」


「何処に連れて行ってくれるのか、今から楽しみじゃな」

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