#スパイ:ミッション 6
「2ターン目ですね。
先ずは皆さんの隠密度を決めてください」
「はっはっはっ、6だぜ!」
「1でお願いします」
「小生は3であります」
「2っスかね」
「では、茗荷さんからですね」
「俺様は変わらずに奥義連発よ!
『これが白の組織の流儀』
勿論対象は全員だ!」
「そう来ると思って事故りにくい所に来てたっスよ。
奥義打ち消し……失敗っス」
「それでは私が代わりに打ち消してみましょう……ここで失敗しますか」
「山田さんは打ち消しますか?」
「……いや、打ち消さないであります。
これでワンチャン気付け!!」
「ならば全員2点ダメージだ!」
「これ以上のダメージは良くないですね。
私も奥義を使います。
『私は硬派な委員長』
効果は鉄壁の防御。
ダメージを4点軽減です」
「これで体力が満タンなのは茗荷さんだけで残りの皆さんは4点ですね」
「次は自分の番っスね。
丁度隠密度が隣に良い獲物がいるじゃないっスか。
ダイレクトアタックで山田に攻撃っス」
「ぎゃああああ、打ち消さないとマジで死ぬっス……成功!」
「自分は回復アイテムの軟膏ではなく振り直しの罠を持ってきているっスよ。
つまり何が言いたいかと言うと……振り直しでもう一回っス」
「鬼でありますか!?
……失敗!!
茗荷さん!
さっきので分かったでありましょう!?
打ち消し!打ち消しプリーズ!!」
「何の事か分からねえな……おりゃ〜何の情報もないバカだからよぉ」
「ロールプレイガチ勢過ぎるでありましょう!?
こうなったら攻撃が当たる前に超回復を」
「ー2なので2以下を出したら敗北ですね」
「南無さん……3で1回復。
つまり1残しであります!!」
「いや〜粘るっスね」
「盛り上がっている所悪いんだけど私は動かないわよ」
「不動の委員長!
鉄壁といい銅像が立っているでありますかね?」
「そんな訳で楽しい3ターン目ですよ。
隠密度を決めてくださいね」
「6にするっス」
「6ね」
「5であります」
「1だぜ!!」
『1!?』
「そこのコンビニ店員とJKは俺様の範囲を止めないといけないことから6に来たんだろうが残念だったな」
「読まれていたっスか…この隠密度でダイス振りたくないんで山田に奥義っス」
「う、打ち消し……って、6でありますか!?」
「それでは山田さん発覚ですね。
発覚状態ではダイスを行う技能は使えません。
本来、奥義はダイスを使わないので行えるのですが……山田さんの超回復はダイスを使います。
つまりは詰みですね」
「く、仕方ないでありますな」
「さて、委員長はどうしますか?」
「何も出来ませんよ」
「それでは茗荷さんです」
「勿論、奥義の範囲攻撃だ」
「打ち消し……げっ、発覚っスか」
「打ち消し……こっちも発覚。
なら仕方ないから野人に鉄壁かけます。
私じゃ体力満タンの茗荷は止められませんからね」
「その奥義を打ち消し……成功だぜ」
「おやおや、茗荷さんが体力満タンで残りのお二人は2点ですか。
次が最終ターンになってしまいますかね?」




