#スパイ:ミッション 2
「それではシナリオを開始します。
貴方達は各組織の上司から命じられて一箇所に集められました。
そこには今回の依頼者であるシェイム・本当さんが待っており、4人は共通のミッションが与えられます。
ミッションは伝説のスパイの道具を探し出すことです。
これは表のミッションであり、各キャラクターには別に裏のミッションが与えられています。
皆さんは相手の裏の情報を探したり縁を結んだりする事ができます。
また、シェイムにも情報があるので皆さん気軽に調べてみて下さい。
制限時間は3ターンですが誰からいきますか?」
「それでは俺様からやらせてもらうぜ。
うむ……今日も照りつける日差しが俺様の白さを際立たせてくれるな。
おや、あそこのコンビニで働いているのは野人ではないか」
「あ、自分っスか。
いらっしゃせーーー!!」
「まだ入っていないのだが……まぁ、いい。
コンビニに入る……が、ヤンキーに絡まれて喧嘩しながらダイナミック突入!!」
「いらっしゃ……って、わあああああ!?
困ります、困ります、お客様!?」
「ヤンキーを掴みながらレジに近づいて電子レンジに頭を突っ込ませつつ、温めてくれとお願いして野人と縁を結ぶ。
機械操作で判定……成功だぜ!
快く温めてくれた野人に友情の縁を結ぶ」
「えーっと、それじゃいきなりコンビニを破壊しながら入ってきた茗荷に殺意の縁を結ぶっス」
「いきなり濃ゆい展開ですね。
縁は正の縁ならダイスに上方、負の縁なら下方修正を与える事が出来ます。
また、片方が手に入れた情報は共有する事になります。
まだターンを残している野人さんが他の人の情報を手に入れると茗荷さんにも渡るという事ですね。
それでは次は誰がいきましょうか?」
「では、次は小生の出番ですな。
普通の女性は何処にでもいるという特性を活かして委員長の学校の学食に潜入。
まるで昔からいましたよと言わんばかりに溶け込む隠蔽技で委員長の情報を探るでありますぞ。
……判定は成功ですな」
「それではこれが委員長の情報です。
視聴者の皆さんには表示されていますが、この情報は委員長と山田にしか公開されていません」
[あなたはスパイである。
実はミッションスタート時に伝説のスパイ道具を所持している。
貴方の本当のミッションはゲーム終了時までこのアイテムを所持している事である]
「ああ……これはちょっと考える必要があるかもしれないでありますな」
「さて、次は誰がいきますか?」
「自分が行かせてもらうっスよ。
委員長は自分が働いているコンビニに登場してもらっていいっスか?」
「はーい、いいわよ」
「では、買い物に来た委員長に揚げ物セールを猛プッシュして縁を結ぶっスよ。
お酒にも合うからという勧め方をする遊芸で判定っス……成功!
なんて真面目な学生さんだと情景の縁を結ぶっスね」
「私は学生に対して酒を勧めてくる店員さんに恐れの縁を結びます」
「ありゃ、嫌われちゃったっスかね」
「最後は委員長ですね」
「私は茗荷の秘密を探ります。
白い服を着た茗荷さんの服に先程買った揚げ物を叩きつけます。
油で汚れてしまったスーツをクリーニングしますねと脱がせて、返すときに盗聴器を仕込む衣装で判定……成功!」
「油でベトベトになったと思ったら綺麗になって帰ってきたぜ!
嬉しさのあまり自分の家で大声で本当のミッションを語り出してしまったぜ」
[あなたはスパイである。
あなたの本当のミッションは伝説のスパイ道具を見つけ出して封印する事にある。
あなたの本当のミッションはゲーム終了時に伝説のスパイ道具を所持している事である]
「これは中々に興味深い情報が手に入りましたね。
あ、野人にもこの情報を渡しておきます」
「受け取ったっス……あ〜なるほどなるほど」
「様々な思惑が渦巻く中でマスターシーンを挟んで2ターン目へと移りましょう」
出番の無い主人公組は普通の配信している所です。




