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#ホラー系TRPG回 プレイパート 12

「オリーが岡崎に発砲したという事でよろしいですね?

それでは拳銃で命中判定を行ってください」


「オーケー、成功でーす」


「拳銃を撃たれた岡崎ですが回避行動は取りません。

ですが、その銃弾は何かに弾かれたように彼に当たる前にあらぬ方向へと飛んで行きました」


「あ〜やっぱり水晶玉かな」


「ゆうまが持ってきた物かのう?」


「そうそう。

これはキャラクター間では情報の共有はしていないって事にして欲しいんだけど話していい?」


「構いませんよ。

ただ、この情報を聞いたマオさんとハニーさんが、この事についてアドバイスを送るのは許可しません」


「キャラクター間では知らぬ話じゃから当然じゃな」


「オッケーよ」


「じゃあ話すけど、簡単に言うとオリーが持ってきた資料は水晶玉の説明書だったんだよね。

あれは持ち主に対して防御の結界を張る代物なんだよ」


「そうであろうな。

これはノーリスクで使えるものなのかえ?」


「いや、最後の一文にはシールドの発生、維持、修復に持ち主の精神力を捧げなければいけないと書いてあったよ」


「あ、ここでゆうまさんのアイデアロールをお願いします」


「うん?何だろ……成功だよ」


「それでは資料の内容から考えて最後の記述はもっと中の方に無いといけないのではと考えます。

この一文が最後にあるのは文の整列としておかしい、もしくは美しくないと感じました」


「つまりそれは……っと、いかんいかん。

妾達が口出してダメじゃったな」


「それはルール違反ね!」


「僕が自力で考えるしか無いって事だよね。

えっと、可能性としては本当は精神力なんて使わなくて無尽蔵に使えるけど、僕たちを騙そうとして追記した事。

これが1番可能性としては高そうなんだけど、そうなってくると戦いに勝てる可能性が無いんだよね」


「そうじゃな。

ひょっとしたら妾達の準備不足で水晶玉を取り返す機会があったのやもしれぬが」


「もう一つが月穂の正体のメタ読みにもなっちゃうんだけど、一方的な戦いになるのを良しとしなかった為に岡崎教授には弱点を知らせずに僕達にだけ知らせる目的で追記したんじゃないかと思う。

暇つぶしに楽しいものが見たいだけのあいつならやりかねないと思う」


「そうですねぇ……では月穂の様子に気が付けるかのロールをしてみますか」


「ホイホイ……成功」


「では、月穂はゆうまの事を何処か楽しげに観察していますね」


「あ、これは確定かな。

それじゃオリーにはムーンビーストをいなしながら岡崎教授に攻撃を加えて貰いたいな。

僕はその間にまゆを治せるか試してみるよ」


「それでは一緒にいた狼が駆け抜けてムーンビーストの注意を逸らします。

先程の拳銃は奇襲扱いとしてここから戦闘開始といましょうか。

拳銃は先制で一発、自分のターンにもう一発撃てます。

現在、教授は動かずにムーンビーストは狼と対峙しているので撃ち放題ですね」


「もちろん教授に2連射ネ!!」


「では、その間にムーンビーストと狼の処理をしておきましょうか……ムーンビーストの攻撃を回避しましたのでそのまま引きつけています」


「こっちは最初の一発が外れで二発目が当たりでーす」


「それではバリアに弾かれてターン終了です。

ゆうまはまゆの精神を安定させるでよろしいですか?」


「それで良いけど精神分析は持ってないんだよなぁ」


「今回は双子の絆というものもありますし説得でも構いませんよ。

その代わり3回振って頂き成功数に応じて復帰ターンが短くなる事にしましょう。

一回成功で3ターン、二回成功で2ターン、三回成功で1ターン後に復帰です」


「う……結構厳しいかも。

1回目は……失敗かぁ。

2回目は……失敗!

ここにきてダイス運悪くなってきてる!?」


「ここまで順調でしたからね。

さて、最後の一回をどうぞ」


「うー、何とかここは成功して……って、あれ?

これクリティカルだよね?」


「あ〜なるほどなるほど。

ここでクリティカルを出してしまいますか。

これは三回成功と同じ扱いにしておきましょう。

無事にゆうまの声がまゆに届いて次のターンに復帰です」


「これなら何とかなりそうだね。

気を取り直して戦いに挑もう!」

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