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ホワイトデーの話

書いていたはずの後書きが全部消えていたので書き足しました!

「う〜ん、どれにしようかな?」


本日は特別な一日。


ユウはその日を満喫する為の品物を選んでいる最中だった。


「無難なのはマシュマロかクッキーかな?」


そう言いながら手に取った時である。


「本当に最悪だよ!

私頑張って手作りチョコ渡したのにマシュマロでお返ししてきたんだよ」


「まぁまぁ、あんたの所の彼氏さんは意味なんて知らなかったんでしょ?

というか、そもそも花言葉じゃないんだからお返しに意味なんて解釈しても仕方ないって」


「それでもマシュマロの意味は貴方が嫌いなんだから腹も立つって!」


「全く……今日は一日付き合ってあげるからそれで機嫌なおせ〜」


「さっすが親友!

それじゃ、早速カラオケに行くわよ!!」


(え?ホワイトデーのお返しに意味なんてあるの?)


偶々後ろを通りがかった女子高生達の会話を聞いたゆうが慌てて調べてみると恐ろしい事が判明した。


ユウが選ぼうとしていたマシュマロは先程の女子高生達が言っていた通りに『貴方が嫌い』であり、もう一つ選ぼうとしていたクッキーは『友達のままでいましょう』という意味であったのだ。


他にもキャンディは『貴方のことが好き』


キャラメルは『貴方といると安心する』


マドレーヌは『貴方と仲良くなりたい』


と様々であった。


「うーん……知らなければ気にしなかったけど流石に分かっちゃうと意味も考慮したくなるなぁ。

どうしよう」


ホワイトデーコーナーの棚とスマホを見比べながら悩んでいたのだが、その時にふと目についた商品があった。


「これの意味は……あっ!?」


その後、家に帰ってきたユウは日課の配信を済ませる。


同じように配信を終わらせたマオと夕食を食べながら今日の感想や今後の話をして楽しい時間を過ごしていた。


「あっ、そうだ……これ先月のお返し」


「おお、妾からも用意してあるぞ」


そうしてお互いに可愛く包装された箱を取り出して交換する。


せっかく貰ったものだからと包装を破かないように丁寧に箱を取り出す。


期待に胸を躍らせながら中を確認する。


「あっ、これって」


中を開くとそこにあったのは色とりどりのマカロンであった。


「うむむ、まさか同じものを購入していたとはな」


そう、メーカーこそ違うもののユウがマオにと購入してプレゼントした物もマカロンだったのだ。


「マオってお返しの意味って知ってた?」


「勿論じゃよ。

まさかユウも知っておるとは思わんかったがのう」


「はは、朝までは知らなかったんだけど偶々買い物中にそういう話をしていた女子高生が通りがかって調べたんだよね」


「なるほどのう。

ユウから貰ったものならマシュマロでも嬉しく思っておったが、意味を理解した上でマカロンを送ってくれたのなら嬉しさもひとしおじゃのう」


「僕も嬉しいよ。

これからもよろしくね」


「そうじゃな。

こちらこそよろしくじゃ」

マカロンの意味は「貴方は特別な人」


皆様も良いホワイトデーを送れますように。


(って書いてた筈なのに何故か消えてました。

ごめんなさい)

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