ホラー系TRPG回 プレイパート 9 後編
誤字報告受け付けました。
いつもありがとうございます。
2023/06/10 誤字修正受け付けました。
いつもありがとうございます。
「オリーの方から処理していきますが、探索の成果は成功ですよね?」
「成功デース!」
「では、棚の中から銀で出来た弾丸を見つけます」
「シルバーバレット!
シルバーはオカルトには定番のウェポンね」
「妾達の中では狼男にダメージを与えれるというイメージじゃな」
「そうだね……って、今更だけど別行動してる筈の僕達が情報聞いてていいのかな?」
「別行動とは言え同じ部屋の中ですし直ぐに合流できる位置なので問題ないかと。
これが食堂のように部屋とドリンク置き場のように分かれているなら一考の余地はあると思いますが……その辺りはGM各々の判断によりますが、私はそこまで厳しくする必要はないと考えていますよ。
これはあくまでゲームですので」
「なるほど、了解したよ」
「それでは話を戻しましてオリーはもう一つ資料を見つけます。
こちらは理解するのに知識ロールが必要なのですが……オリーの場合は日本語のロールもお願いします」
「オ〜結構厳しいネ」
「オリーはアメリカ人なので日本語を読む事が出来るのか?
そして、その日本語を母国語に変換して理解する事が出来るのか?
という理由です」
「それならしょうがないネ……ロールは失敗ヨ」
「では、難解な日本語で書かれた資料をオリーは読む事が出来ませんでした。
日本語は難しいですね」
「これはゆうまに持っていって見てもらうことにするネ。
というわけで私の探索はフィニッシュ!」
「了解です。
最後にゆうまの処理にいきますが、こちらも成功と言うことで資料を見つけます。
こちらは岡崎教授が最近行っていた実験の理論と観察日記となっています」
「僕も知識ロールが必要?」
「こちらに関しては超常現象の類の話になりますが難しい事が書いてあるわけではないので不要です。
その内容は人類を上のステージに引き上げることを目的とした理論ですね。
簡単に言うと人間を超える為に世界各地に伝わる人間に近い化け物になる方法でしょうか。
吸血鬼や狼男、鬼といった化け物の伝承と人間に比べて何処が優れているのかなどが記述されています」
「なるほど……それが史料の前半部分として後半の観察日記と言うのは?」
「文字通りに人間を人狼に変える人体実験の記録です。
実験の記録は妄想にしては生々しく書かれており、あり得ないと思いながらもこれは現実に行われたことではという気持ちにさせます。
被験者はアメリカ人男性のようですね。
では、アイデアロールをしてもらいましょうか。
これまでに沢山のヒントを得てきたので成功ボーナスを沢山あげましょう」
「いや……これ気付いちゃダメなやつでしょ。
それに僕のキャラでこれだけボーナス貰ったら自動成功なんだけど」
「おや、成功おめでとうございます。
それではゆうまは人体実験の被験者がオリーの父親だということに気付きました。
直接会った事がなくても友人の父親が狂気の実験に晒されたという事実があなたの精神を苛むことでしょう。
正気度チェックをお願いします」
「ここは減少値が大きそうだから何とか……成功!」
「成功ですか……その場合は減少値が1なのですが友人の父親ですからねぇ。
もう1ポイント追加してあげましょう」
「嬉しくないサービスだね。
これでここの探索は終わりでいいかな?」
「はい、そうですね。
では三人が合流しなおした後に場面を移しましょう」




