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ホラー系TRPG プレイパート 9 前編

誤字報告受け付けました。

いつもありがとうございます。

「さて、岡崎教授の研究室にたどり着いた御三方の行動方針はどのようなものでしょうか?」


「うーん……正直な話、あんまり時間かけて調べられる状況じゃ無いよね」


「落とし子に関しては何かしら大失敗を起こして大きな物音を立てない限り部屋に踏み込むことは無いと思うんじゃがの」


「でも、教授や月穂はいつ戻ってきてもおかしくないネ」


「それなんだよねぇ……ここは手分けして探さない?

僕は机の資料を漁るからハニーは棚の方を。

マオは成功率が低いから動いている箱を調べるとか」


「確かにそれが現実的な方法じゃのう」


「では、その方針で行くとしてユウさんとハニーさんは探索のダイスロールを。

その間にマオさんの方から処理していきましょうか」


「お願いするのじゃ」


「まゆが箱の布を取り除くと中には大きめの動物がいます。

パッと見て犬かと思いましたが……えーっと、これは知識でダイスロールをお願いします。

多分見て分かる人が多いと思うので成功率は上げておきましょう」


「それはありがたいのう……うむ。

これだけサービスして貰えば成功じゃな」


「では、まゆはその生き物が犬ではなく狼であると思います。

狼は低い唸り声をあげていましたが、直ぐにハッとした顔をして匂いを嗅いでいますね。

そして辺りをキョロキョロと見渡した後にオリーの方に視線が止まります」


「なんじゃなんじゃ……お主はオリーの事が気になるのかのう?」


「今のはキャラクターとして狼に話しかけたという判断でよろしいですか?」


「問題ないぞ」


「では、狼はまゆの言葉に反応して頷いたように見えます」


「むむむ、妾の言葉を理解しておるのか?

……そうじゃ!

妾の言葉が分かるなら左の前足を上げるように言ってみるかのう」


「狼はまゆの言葉に従って前足を上げます」


「これは連れて行けば役に立つのではないかの。

狼に大人しくするならここから脱出させてやると話を持ちかけてみるのじゃ」


「狼はまゆの言葉に頷いて軽く声を上げます。

声を抑えている所を見ると何かに警戒しているのかもしれません」


「その何かとは外で見た落とし子であろうな。

とりあえず檻を開ける方法を探すとするかのう」


「ここで一旦まゆのパートは区切りましょう。

お次は2人の番ですがダイスロールはどうなりましたか?」


「僕の方は成功だよ!」


「私も成功デース!」


「では、オリーの方から描写していきましょうか

ゆうまの方はかなり核心に迫ると思いますので」



個別に描写すると長くなりそうなので2回に分けます。

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