#ホラー系TRPG回
Vという存在は企業に属している者は総合すると一部であり、その殆どは個人勢である。
しかし、プロモーション力と成功した先輩が上から引き上げている分だけ登録者が多くて目立っている殆どのVは企業に属している。
そんな中で成功している個人勢は独自の魅力であったり、個人だからこそ出来るマニアックな配信だったりと其々に対する売りというものをアピールして成功した人達だろう。
そんな個人勢の1人、ミハイル・アナスタシアはTRPGを主戦場と定めて毎回様々なゲストを呼んでは面白くて可笑しな配信を行なっている。
見た目は中性的なモデルで髪型を変える事で男にも女にも見え、声はボイスチェンジャーを使っているのか、男の姿の時は男性、女の姿の時は女性の声を出している。
そもそもがミハイルという男性の名前と、アナスタシアという女性の名前を使っている辺りが中性さを際立たせていると言える。
そんなミハイル・アナスタシアは現在女性の姿で配信を行なっていた。
この時はリスナーからアナスタシアという呼び名で女性として扱われている。
そんなアナスタシアに招かれたゲストは3人。
ユウ、マオ、ハニーである。
今宵、アナスタシアがゲームマスター(GM)を務めるのは3人が一般人となって巻き込まれた超常的な現象に立ち向かうお話。
3人はアナスタシアに出された条件によって予めキャラクターを作成してきていた。
ユウ:キャラクター名 猪飼 ゆうま
2人しかいないオカルト研究会の男子高校生。
オカルト知識は豊富だが運動は苦手。
身体が弱く怪我をしやすい体質の為に常に救急箱を持ち歩いている。
マオ:キャラクター名 猪飼 まゆ
2人しかいないオカルト研究会の女子高校生。
ゆうまの双子の姉で弟と違って頭を使うのは苦手だが運動は得意。
格闘技を習っており足技が得意である。
弟が不良に絡まれやすく、彼を守る為に格闘技を習う。
彼女が履く靴には鉄板が仕込まれている。
ハニー:キャラクター名 オリー・ビー
アメリカからの転校生でオカルト研究会に依頼を持ち込んできた少女。
父親が軍人でその技術を伝えられている為にそれなりに戦闘が出来る。
元がアメリカ人なので母国語は英語になっている。
彼女のバックには仕掛けがあり、その中にはとある物が隠されているらしい。
この3人のキャラクターは無事に生きて日常に戻れるのか?
それはこの3人を操作するプレイヤーとGMを務めるアナスタシアの手にかかっている事だろう。




