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名作のリメイク

とあるゲームのリメイクが発売されると聞いた嬉しさの勢いで書いてしまった回です。

マオがリビングに行くとユウがパソコンを動かしながらニヤニヤと笑みを浮かべている姿を見つけた。


(配信をしているわけでもないのに珍しいのう。

何やらスケベなものでも見ているわけでは無かろうな?)


そう思って気配を消してユウの背後に近づいたのだが


「いや、急に気配が消えたら逆に怪しく思うよ」


振り返ったユウにあっさりと見つかってしまった。


「うむ、そうじゃろうなと思ったんじゃが鈍っている事に賭けてみたわけじゃ」


「最近はカザのトレーニングに付き合ってるから感覚はマシになってるよ。

それで、急に背後取って何する気だったの?」


「何やらモニターを見てニヤニヤしておったからのう。

すけべな物でも見ていたのかと気になったのじゃ」


「そんなに顔に出てた!?

って、リビングでそんなもの見たりしないよね!

……いや、自分の部屋でも見ないけどね」


自分の失言に気付いたユウは慌てて訂正をする。


その様子をマオは楽しそうに見ていた。


「そこに気付かねば弄ろうかと思ったんじゃがな。

して、本当は何を見て楽しそうにしておったんじゃ?」


「あ、そうそう。

これ見てよ!」


ユウが広げたモニターにはゲームの発売予告とPVが映っていた。


それはかつて彼女達がプレイしたゲームのリメイクとなる映像であった。


「これはリメイクは無理じゃと言われておったゲームではないか」


「しかもフルボイスだって!

僕、前にゲームプレイしてから大ファンになっちゃってるんだよね」


「確かにこの7つのシナリオに妾達にも通じるものがある8つ目のシナリオなど完成度が高かったからのう。

これは楽しみじゃな」


モニターの中ではドットだった映像が立体的に作られており、更にはフルボイスで喋っている。


更にはユウ達がゲームプレイ中に心打たれた名台詞も所々にボイス付きで流れたところで期待感が更に膨らんでいた。


「これから先も楽しませるゲーム配信には困らなさそうで何よりだね」


「そうじゃな。

過去の名作・迷作に加えてこれから先もそのようなものが続々と発売されると考えればどれだけでも続けられそうじゃの」


こうして懐かしいゲームのリメイク映像を見ながらこれから先の未来へと想いを馳せる2人。


これから先も2人の配信活動はまだまだ続いていくのだろう。

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