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八景島へ遊びに行こう 7

触れ合いコーナーを後にした2人。


その先には川をモチーフにした水槽があった。


そして、その中で水槽の中に更に小さな水槽が横並びになっているのを見つけた。


「これ、中が濁って見えないけど何だろ?」


「ふーむ……この水槽の中にはガラ・ルファが展示されているようじゃな」


「ガラ・ルファって何?」


「分かりやすい名前で呼ぶとドクターフィッシュじゃな。

人間の身体にある古い角質を食べてくれる魚じゃよ」


「ふーん、それならちょっと手を入れてみようかな?」


「妾では背が届かぬからのう。

頼んだのじゃ」


マオに頼まれてユウは水槽の中に手を入れる。


手を入れるまでは本当に魚がいるのかと半信半疑であったが、直ぐにユウの手に小さな魚が集まってきた。


「おお、これは中々……くすぐったいんだけど気持ち良い感じかな。

角質食べてもらってるか分からないけど、手にくっついて戯れてるのは可愛いかも」


「なるほどのう。

確かに可愛らしいかもしれぬな」


「手でこの感覚なら足入れるとどうなるかもちょっと気になるね」


「足を入れれる場所もあるらしいので機会があれば遊びに行ってみようかのう」


ユウが満足して手を引き上げるとドクターフィッシュ達も水槽の底へと戻っていった。


そのまま順路を進んでいくと人だかりが出来ている場所があった。


2人が何事か見にいくと透明なチューブの中で何かが動いている。


人の隙間から良く目を凝らしてみると、その生き物はレッサーパンダだった。


「あれ、テレビでよく立ったとか言って見かける生き物だ!」


「見た目は可愛らしいが気性は荒いらしいのう」


「まぁ、そういうのが良いのかもしれないね……それにしても人が多すぎるから離れようか」


「そうじゃな。

まだ見るべき場所はあるしのう」


2人はレッサーパンダから離れて順路を進むと目の前に出口が見えてきた。


しかし、その横には上に行くエスカレーターもあった。


「一回上まで見たら出ようか」


「そうじゃの」


2人が上に上がり少し進むとそこにも陸上の生き物が展示されていた。


小さくて可愛らしい生き物、プレーリードッグだ。


「うわぁ可愛いいいいい!!」


「プレーリードッグじゃな。

ネズミやリスの仲間で草食じゃ。

偶に肉食と間違われておるようじゃが、そちらはミーアキャットじゃのう」


「へぇ、そっちは凶暴なんだ?」


「ミーアキャットはマングースの仲間じゃからの。

ヘビやサソリを食べるらしいぞ」


「うへぇ……それじゃ大人しさも加わってプレーリードッグの方が可愛く見えてきたや」


「うむ、折角じゃからたっぷりと写真を撮っておくかのう」


2人はそう言うと思う存分にプレーリードッグの写真を撮り、その可愛さを満喫した。


程なくして満足した2人は階段を降りていき出口に向かう。


楽しかった水族館ではあったが気が付くとあっという間の出来事であった。


案内板を確認して見忘れがないことを確認した2人は第一の水族館を後にした。

長くなりましたがこれにて第一の水族館編終わりです。

次回は第二の水族館になりますが、ここが一番大きいメインの水族館なのでこんなに長くはなりません。

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