#カフェランチの雑談配信 ショウタ編 3
「気温が低くなると言えば温かい物を食べたくなる季節でもあるわけやん?
この間コンビニに寄ったらおでん買ってしまったんやけど、ショウタ君は何か好きな具材とかある?」
「ええっと、玉子とか大根なんかの定番メニューは好きだね。
後はちくわぶとか」
・寒いと食べたくなるね
・おでん、肉まんは定番だよね
「出た、ちくわぶ!
ショウタ君……実は関西ではちくわぶってあんまり無いねん。
僕もこっちに出てきてから初めてその存在を知りましたねん」
「え?関西ってちくわぶ無いの?」
・ちくわぶ知らんかった
・西の方に無いっての衝撃だったな
「その通りで無いんですわ。
これ言うとこっちの人に怒られるんやけど、自分らはちくわがあるならそっち食べときゃええやんって思っちゃいますわ」
「そ、そうなんだ。
確かに形は似てるけど、味は全く違うし良いと思うんだけどね」
・この議論は戦争が起きる
・食べ物問題は根深い
「否定するつもりは無いんやけどね。
ただ、自分らみたいに全くちくわぶと出会わない所で育ってると同じ形で名前も一文字付け加えただけの食べ物は紛らわしくてややこしいって思うんよ。
多分これが名前が全く違う名前やったらもう少しは受け入れられたかもしれへんね」
「ああ、確かに……ややこしいのは僕も認める。
そうだなぁ……がんもどきってメニューがあるくらいだから、ちくわもどきとか?」
・ややこしいのは間違いない
・名前似すぎはあるかも
「その方が差別化は出来そうやね。
まぁ、コンビニのおでんとかになるくらいに浸透しているから今更呼び名を変えさせるのも難しいやろうけど」
「確かにねぇ。
そういう食べ物の話で言うなら関西の人ってお好み焼き食べながらお米食べるって言うよね」
・聞くなぁ
・初めて聞いた時は耳疑った
「ああ、ありますな。
他にこっちに来て驚かれたのはたこ焼きを食べながらご飯を食べた時やね」
「うーん、僕にはちょっと理解出来ないかな。
それはたこ焼きやお好み焼きをおかずとして捉えているって事だよね?」
・あ〜なるほど
・そういうことなのか
「せやね。
逆に関西以外の人間はたこ焼きやお好み焼きを主食として捉えているから、こういった食べ方はあり得ないって言うみたいやわ。
最近になって理解してきた事やけどね」
「僕らは広い地域のファン達を相手に配信してるからね。
そういうのは絶対に無理と拒否するんじゃなくて理解する努力はしないといけないと思ってるよ」
「ほんまにそれですわ。
自分の価値観だけじゃなくて他人の価値観や考えも受け入れる柔軟さがないとやっていけないと思うで」
・確かになぁ
・自分の考えが全てじゃないからね
「炎上する理由の大部分がそこだったりするからね」
「ショウタ君。
話がいい感じに収まった所で大事なお知らせがあります」
・どうした?
・なんだ?
「え、どうしたの?」
「トーク予定時刻の1時間が経ってますねん」
・草
・早い
「あれ、もうそんなに時間経ってる?
体感20分くらいなんだけど」
「だから言うたやろ。
おいたんに任しときって」
・流石マスターや
・トークつよつよやね
「確かにこれなら台本とかいらないだろうね」
「と言うわけでもうそろそろ締めに入りますが何か告知とかはありますか?」
「えっと、告知とかは特に無いので僕共々くじよじをよろしくお願いします」
「ショウタ君のチャンネルは概要欄に貼ってあるので是非登録したってや。
それじゃ最後はさいなら〜で締めてるから一緒に言ってもらってええかな?」
「もちろん」
「では、せーので」
『さいなら〜』
・さいなら〜
・さいなら〜
・さいなら〜




