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恐竜国取合戦 決戦編8

「ユウ!

今の爆発は何じゃ!?

無事なのかえ?」


ティタノサウルスの背中で起きた爆発はとても大きく、遠くからでも確認する事が出来た。


その為、マオが慌ててユウに通信する。


「あ〜だいじょぶだよ。

慌てて飛び降りてプランに飛び乗ったからね。

撤退の準備した直後で良かったよ」


「それなら良かったのじゃ。

一体何があったのじゃ?」


「天先輩の所の爆弾が落ちてきたんだよ。

お陰で操縦者、護衛共に居なくなったから今のうちにロケランでティタノサウルスを始末してしまおう。

ハニーとナコは安全な位置を確かめながら攻撃で」


「オッケーよ!

腕が鳴るネ!!」


「ユウ先輩は疲れたでしょうから休んでていいっスよ。

後は自分達が上手くやるっスから」


「あ〜そうさせてもらおうっかな」


こうして拠点に戻ってきたユウは壊れた剣を八起子に渡してマオの所に戻ってきた。


「お疲れ様じゃのう」


「流石にゴーレム相手に白兵戦やり続けたのはしんどかったよ。

ごめん、すぐ回復するから」


「よいよい。

気にせずに休むのが良かろう」


♢ ♢ ♢


一方で天照子の勢力も操縦者を始末した事で勢いづく。


復活したショウタに改めて爆弾を括り付けると今度は蝶子のアルゲンタヴィスが掴んで上空へと飛び立った。


「ショウタ先輩には悪いけどティタノに一番有効なのがこの攻撃だからもう少し頑張ってくださいね」


「逆に楽しくなってきたからいいよ。

それよりも狙いは正確に頼むね」


「それはもう……爆弾を無駄には出来ませんからね」


「復活できるから仕方ないけど僕の命軽いなぁ」


♢ ♢ ♢


「みんな見事な戦いを繰り広げているわね。

ティタノちゃんが沈むのも時間の問題かしら?」


「見所はユウちゃんの神がかったプレイですかね?」


「そうねぇ……多分、ショウタ君が単独で落とされていたら妨害なり何なりされてそうよね。

ユウちゃんが勝負を仕掛けて疲弊させたお陰でメルちゃんの接近に気付かなかったんだから、この対ティタノサウルスという観点においてのMVPはユウちゃんとショウタ君よね」


「そうですね。

現在はハニーちゃんとナコちゃんにロケラン撃たれまくってますし……あっと、高天ヶ原陣営2発目の爆弾が投下されて。

あ、ティタノ落ちましたわ」


「これでNNSの切り札が1枚……いえ、ゴーレムも含めたら2枚無くなったわけね。

ここからどう巻き返すのか楽しみね」


「案外何も出来なくて終わるんとちゃいますか?」


「どうかしら?

あそこには三国教授がいるのだから期待していいんじゃないかしら」


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