#田中家の妖怪退治 3
5月6日朝8時20分加筆しました。
「せっかくやしペアになって訓練場でどちらが先に敵を倒せるか勝負でもやってみるか?」
「おお〜やるやる!」
「ふむ、武器はどうするのじゃ?
あれは5種類の中から選ぶのじゃろう」
「そちらもランダムの方が面白そうですわね」
・確かに
・面白そう
「サイコロで決めたらええんやないかな?
左から1〜5に対応して6出せば自由に選べるって事で」
「意義なーし!
チーム分けはどうする?」
「妾はユウと……と言いたいところじゃが、それもいつも通りで味気ないのう。
どれ、妾はルーナと組むからユウはリーブママと組んではどうじゃ?」
「あら、わたくしと組んで下さるのですか?
異論はありませんわ」
「僕もそれでいいよ。
それじゃリーブママから順にサイコロ振っていこうよ」
・おお!勇者と魔王の対決
・珍しい組み合わせだがありだな
「よっしゃ、ほないくで〜5やから……弓かぁ。
使った事ないな」
「僕は4で……槍!?
僕も使った事ないよ」
「どれ、妾はっと……1で二刀流か。
近接は苦手なのじゃが」
「最後は私ですね……あら6が出ましたわ」
・なん……だと……
・ルーナちゃんの運がいいだと!?
「さっきの見てる限りでは槍だろ?」
「いえ、わたくしは今回槌を選ばせていただきますわ」
「お、結構難しいらしいの選んだね」
「頭をどれだけ狙えるかじゃが、今回の敵はぬり壁。
頭が高くて狙いにくいのじゃな」
「よし、とりあえず始めてみようか」
『おお〜』
・楽しみ
・どうなるんやろ
♢ ♢ ♢
リーブ・ユウチーム視点
「うわ、何これ!おそっ!?」
「ボタン同時押しのダッシュ突きは早いぞ」
「あ、本当だ……このまま突進しちゃおう。
おお!連続で当たって面白い!!」
「僕はひたすら遠距離からチクチク攻めるだけかな?
よっと!」
・弓は撃った後にボタン押すと連射できますよ
・槍はガードをマスターした方がいい
「ふむふむ。
槍はガードしながら動けて殴れるのか。
ああ、チクチクだけどこれは安全だね。
特にぬり壁は攻撃が大振りだからガードも楽だよ。
これは相性がいいのでは?」
「こっちは攻撃範囲が広いせいか絶妙に適切な距離を保てんな。
弓辛くない?」
・今作の弓は近接武器ですよ!
・近寄って回避してみて
「うん?近寄って回避?
お、何か持ってる矢で斬りつけたけど……は?
何で引き絞って放った矢よりも手に持って切りつけた矢斬りの方がダメージデカいねん」
「でも、これで確実に勝てそうだよ!
……時間はかかったけどこれで終わり!!」
「タイムは8分24秒。
評価はAやし悪くないんとちゃうか?」
「そうだね。
あっちはどうかな?」
・あっ(察し)
・いいタイムだったよ
・相手が悪かったんや
♢ ♢ ♢
マオ・ルーナチーム視点
「これはどうしたら良いのじゃろうか?」
「妖人化してひたすら足元で剣舞してください。
私は相手の隙を作りますわ」
「うむ……ひたすら足元で剣舞じゃな」
「先ずはわたくしから仕掛けますわ」
・おお!
・空中飛びで頭を正確に叩いていってる
・え?マジで上手くない
「おお、足を斬っていたら前のめりに倒れたのじゃ」
「今のうちに研いでからこちらに来てください。
私は落ちてきた頭を狙って……よいしょーー!!」
・気絶させたーーー!
・これは上手い
「おお!これで頭を狙えばいいのじゃな」
「そうですそうです!
ほら、もう終わりましたよ」
「何と!
タイムは3分20秒でSランクの評価じゃな」
「向こうはまだやっていますから完全勝利ですね!」
・はやーーーい!!
・RTAかな?
・ルーナちゃんが上手すぎる
「ふ〜今日も遊んだなぁ。
みんな何か告知ある?」
「僕は何かヘンテコなゲーム見繕ってやる配信しようかと思ってるよ」
「妾は三国教授と歴史授業のコラボじゃな」
「私は配信お休みさせて頂きますわ」
「僕もちょっと本業忙しくて配信出来ないんですよ。
というわけで今日も田中家コラボきて頂きありがとうございました!」
『ありがと〜』
「概要欄にそれぞれのチャンネル飛べるので登録を。
後は高評価かもお願いします!」
『お願いします!』
「それじゃ田中家の初期二人の流儀に則って別れの挨拶を……おつかれ〜」
『おつかれ〜』
・おつかれ
・おつかれ〜
・おつかれ
プレイしているゲームは妖怪退治するゲームなのでオリジナルです。
それにしても昔の訓練は全武器・全訓練をソロでクリアーしないと隠しボス出なかったから大変でしたね。
あの時代のプレイヤーって全ての武器の基礎が出来上がってるんですよね。




