#田中家の妖怪退治　1

「はじまったぞ〜というわけで田中家にようこそ。

母親の田中リーブです。よろしく〜」

・始まった

・待ってた

・舞ってた

「田中家長女の田中ユウだよ」

「田中家次女の田中マオじゃ」

「田中家三女の田中ルーナですわ」

「え〜今回は今人気の妖怪を狩るゲームを4人でやっていきたいと思います。

はい、みんな画面中央に集まって。

……先ずは僕から武器を紹介します。

でっかい剣です」

「僕は刀だよ」

「妾は軽銃じゃな」

「わたくしは銃槍ですわ」

・女神さまゴツいな

・相変わらず脳筋女神だ

「はい、このシリーズやったことある人！」

「無いよ」

「初めてじゃな」

「初めてですわ」

・初心者だらけw

・これは酷い

・長くなりそうだぜ

「うーむ、それじゃ先ずは操作を習うのに丁度いい先生を相手にしようか。

先ず最初にターゲットを選ぶ。

このターゲットを倒したらクリアーだけど、誰でもいいから合計3回死んだら連帯責任で失敗になるから気をつけてぇな」

「了解了解。

一応始まる前に1人で練習してたから何となくは分かるかな」

「妾はユウのプレイを後ろで見ておったのでそこはかとなくじゃな」

「全くやったことがありませんが女神に不可能はありません！」

・フラグきた

・これは別の意味で期待

・三乙か………

「先ずは目当ての魔物を見つける事から始めるで。

見つけたらこの臭い球を投げつける。

妖怪は戦闘の途中で逃げるけどこれしとけば何処に行ったか分かるんや」

「オッケーオッケー。

そんで動きを見ながら相手の攻撃後の隙を見て横から斬る！！」

「なるほど。

妾の武器なら離れていても安全に攻撃出来るから攻撃チャンスが多いのう」

「ガードすれば関係ないのですわ！

そしてわたくしの砲撃を喰らいなさい」

・あれ？みんな上手くね？

・いいチームワークだな

・これは順調なのでは？

「みんな上手いやん。

あんまり教える事ないかもな」

「へへ〜操作性が良いから楽しく遊べるよね」

「うむ、直感で使いやすいのう。

後はとにかく相手を見失わないことじゃな」

「ガード！からの砲撃ですわ！！」

・女神さま荒ぶりすぎじゃね？

・しかし、ガードが硬いからダメージ喰らわんな

「おっと、足を引きずったので弱ってる証拠やな。

このまま倒してしまってもええけど、この呪縛陣で動きを止めて封印筒で封印してしまおう」

「おお、妖怪ゲームっぽい」

「これで一連の流れが終了じゃな」

「まだまだ砲撃し足りないですわ」

・1人危ないけどサクサクだな

・これは期待

・珍しくルーナちゃんが活躍しとる

「これは中々いいチームワークっぽいな。

次はもっと強いのいこか」