#勇者の挑戦　〜勇者は空を目指す ３〜

「さて、最下層に落とされてからやっと最初の街に戻ってきたんだけど」

「お尋ね者になってるからここでも当然襲われるんですね」

「これ、主人公が元々は才能のない人間っていう設定のせいか出てくる敵全部強いんだよね。

正直ドラゴンの力を使って一掃したい」

・分かる

・マジですごいゲームバランスだわ

「変身して戦ったら洒落にならないくらいゲージ上がるから無理ですよね」

「そう、先がどれくらい長いかも分からないから使えない。

回復アイテムが出番なし、ノーリスクで使えるからそれでゴリ押してれば何とかなるのはありがたいけどね」

「で、ボス戦なんですが地下の密封された空間で毒ガスってこいつらバカなんですか？」

「うーん、実際常識的に考えたら絶対悪手なのに追い詰められてやっちゃう人達はいたよ。

後先考えてない敵ほど厄介なものはないよね」

・実体験か

・実感がこもってらっしゃる

「それで回復アイテムゴリ押しで倒しましたけどやっぱり後が大変なことに・・・って、ええ？

羽の生えた少女が毒ガス吸い込んで綺麗にした！？」

「でも、その後の調子が悪そうだ。

ここじゃどうしようも無いから上に進むしか無いみたいだね」

・不穏だな

・ヤバい雰囲気がする

「それで何とか中層まで来たわけだけど、ボスラッシュヤバくない？」

「元上司が部下を引き連れてやってきてそれを全部蹴散らしたわけですからね。

これ、製作者側が全力でドラゴンの力を使わせに来てるのが分かりますね」

・あれ負けイベントかと思った。

・物量がヤバい

「ストーリーもここから怒涛の展開で正直面白いね」

「まさかヒロインの羽の正体が！って感じですね。

ヒロインが健気すぎて既に泣けてきますよ」

「そのヒロインを守る為にキャッチコピーにもある空を目指していくわけかぁ。

ちょっと今日は長くなったから別の日に続きやろうか」

「ユウ先輩！

私スケジュール空けるんで次にやる時も呼んでくださいよ。

これ本当にストーリーの続きが気になります」

・気になる

・自分も見に来ます

「うん、正直難易度が高すぎて1人だったらコントローラーぶん投げてる所だったから一緒に居てくれると心強いな」

「絶対来ますからね！

ヒロインちゃんがどうなるのか気になって気になって。

報われてくれるといいんですけど」

・ヒロインいい子だよね

・かわいい

・靴を履かせてあげたい

「うん、本当にこういう健気なキャラには幸せな結末を迎えてほしいね。

という所で今日は一旦締めようか。

何か告知ある？」

「はーい、この後22時から蝶子さんと2人でバレンタインソング歌う歌枠用意しているので見に来てください！」

・おお

・楽しみだ！

・行きます

「2人ともめっちゃ歌上手いから聞いた方がいいよ。

それじゃお別れの挨拶しような。

せーの」

『おつかれー』

・おつかれー

・おつかれー

・おつかれー