#巨大生物を追え 2
「海の生き物だともっと大きくなりそうな気がするやね。
今で一番大きいのがシロナガスクジラだっけ?」
・確かそうじゃない?
・30メートルを超えるんだっけ
「さっき話してた恐竜並みに大きいんだから凄いよね。
でも、過去に行くともっと大きくなるのかな?
……そう言えば恐竜をテイム出来るゲームでも、やたらもデカい魚いたよね。
イカダを食べてくるやつ」
・リードシクティスだっけ?
・正式名はリードシクティス・プロブレマティカス
「あれなんてめちゃくちゃ大きいんじゃないの?
ゲームでも大きすぎたのか、テイム出来なかったし」
・体長30メートル弱と言われていたらしい
・最新の研究で実はそこまででも無かったことが分かった
「え、そうなの?
ちょっと調べてみようっと……ふむふむ。
元は体長27メートル程と思われていたけど、実際にはその半分くらいだったって言われてるのね」
・13メートルでも十分にデカいんだけどな
・半分は流石に縮みすぎ
「何でこんなことになったのかっていうと、研究が進んだからとしか言いようがないね。
具体的には骨の研究が進んで、より正確な肉付けが進んだって感じかな」
・技術の進歩が大きいからな
・そうやって色々と変わっていくのかね
「古代なんて謎だらけだろうからね。
ヒントになる断片を用いて正解を探っていっても、それを証明する術が無い以上はコロコロ変わるんでしょ。
みんな大好きなティラノサウルスなんかもそうだよね」
・映画やゲームは昔の設定が多いよね
・そんなに違うの?
「コメントにもあるけど、ゲームや映画だとかなり早いスピードで走ってくるイメージだけど、実際にはそんなに早くないんだったよね。
どっちかというと、待ち伏せタイプの狩りだったらしいよ」
・あの巨体なら遅くても怖いけどな
・待ち伏せタイプは意外すぎる
「後は昔は脳みそが小さくてバカみたいなイメージだったけど、今ではかなり賢かったんだって。
少なくとも、暇を持て余してトリケラトプスのツノで遊ぶ程度の知能はあったみたいだよ」
・遊ぶって行為自体が知能が高くないと出来ないか
・意外なことが多いな
「しかし、こうやって考えてみると、さっきは40メートル弱が最大の大きさって話をしてたけど、まだまだ大きい恐竜とか出てくるかもね」
・可能性はあるよな
・夢は無限大だぜ




