#スイーツショップ物語 1
「皆の者〜こんユウ!」
・こんユウ!
・今日はあいさつが仰々しいな
「挨拶はなんとなくの気分だから気にしなくて良いよ。
今日はね……あの日本国民が誰でも知っているキャラクター達が主役のゲームをやっていくことにするよ」
・最近流行ってるあのゲームか
・時間泥棒のやつだ
「あのお馴染みのキャラクターがどら焼き屋さんを始めるっていうシミュレーションゲームなんだけど、この作品だけじゃなくて原作者様のいろんな作品のキャラクターがお客さんになってやってくるんだよ」
・めっちゃ種類多いよ
・マイナーなほうが多い
「え、そうなんだ。
僕も何が出るかよく調べてないんだけど、漫画の神様みたいな人の作品だから大体分かるかなって思ってたよ」
・SF短編集の作品一作ずつ全部出てる感じ
・何なら絵本とかからも出てくるぞ
「ええ!?
それは流石に予想してなかった……っていうか、それをゲームに入れてるってことは、製作者はそれを知ってて入れたって事だよね。
あれ……結構マニアックな人が制作会社にいた?」
・かなりマニアックだぞ
・これに関しては否定はできんな
「ま、まぁ、とりあえずやってみようかな。
ストーリーは家の近くにどら焼き屋がオープンしたから行ってみたら、店の主人が腕を怪我してオープンできない。
代わりに主人公と猫型ロボットが手伝おう!って言ってそのまま経営することになるって感じかぁ」
・映画の始まり方でありそう
・ここから大冒険か
「最初にお店の名前を決めるんだね……って、ちょっと待ってちょっと待って!!
お店の手伝いなのに、自分達で名前決めてるあたり乗っ取ってない?」
・デフォルト名が主人公たちの名前だしな
・これは完全に乗っ取ってます
「まぁ、とりあえずは進めていこうか。
これは未来の道具とか使わずに健全に進めていく形なのかな……って、なんか秘書側ロボットとかお菓子作りのロボット出してきたか。
流石に普通の小学生とロボットだけで和菓子屋経営は無理だもんね」
・流石にな
・道具を使わないと、この作品を主役にした意味がないしな
「へぇ〜具材を組み合わせて新しいお菓子を発見していく感じのゲームなんだ。
従来なら完成形があって、中身の具材を変えていく感じだったけど、今回は素材は発見時に消費していくだけって感じかな?」
・そうそう
・だから素材は余りやすい
「なるほどねぇ……初見さん向けに遊びやすくなってるってことだね」
このゲーム、正直どら焼き屋さんじゃなくてスイーツショップ&カフェ経営ゲームって感じでした。




