#ユウの雑談 3 (TS談義)
「このリメイク作品と現代創作のTSの違いだったよね。
分かりやすくするために一つずつ特徴を挙げてもらっていいかな?」
「その方が伝わりやすいですよね。
先ずはかこのTSの話からしましょうか。
ぶっちゃけて言うと、このリメイク作品もそうですが、過去のTSは割と自在に性別を戻せるんですよ」
・確かに!
・これも水とお湯で事足りるもんな
「あ〜確かに自在に戻れるよね」
「そうなんですよ。
なので、TSとは言っても、話の軸は男の姿なんですよね。
メインは男で偶に女として活動しているというスタンスです」
「確かに言われてみれば、恋愛模様とかと男の姿で女の子に言い寄られるのが多いよね」
・確かに男の方がメインだよね
・言われてみれば
「その一方で、現代創作に於けるTSは基本的に元に戻ることはなく、女性の姿のままで過ごさなければいけません。
特に多いのが、転生して性別が変わって産まれ変わったパターンとかですかね」
「そのパターンは多く見るよね。
前世は男で、記憶とその経験は持っているってやつだ!」
・確かに多い
・前世パターン多いよね
「他に現代舞台だと、謎の奇病によって性別が変わってとかもありますが、基本的に治療の見込みは無く、そのまま女性として過ごさなければいけませんね」
「自在に戻れる、もしくは戻る見込みがなくずっとそのままか……リメイク作品と現代創作のTSの違いはそこにあるってことか」
・これって全然立場が変わってくるよね
・あんまり意識したことなかった
「リメイク作品のTSを持ち上げる人の中には、しっかり男という基盤があるこの作品こそがTS!
心まで女性になってしまう今の作品はTSじゃない!
といった意見を見かけましたが、私は上記の違いから、この意見は好きではありませんね」
「まぁ、立場が全然違うからね。
同列に扱うこと自体間違いな気はする」
・ここまでの違いを見せつけられるとね
・流石に一括りにTSでまとめられんわな
「そうなんですよね。
なので、楽しみ方は人それぞれだとは思いますが、現代創作に於けるTSをどう楽しむのか?
その基礎すら出来ていない人達が多いと思うんですよ」
「現代に於けるTS作品の楽しみ方?」
・何となく分かるような……
・言語化するの難しくない?
「確かに一言で説明するのは難しいですので、それぞれの違いから作品の楽しみ方というのを掘り下げてみましょうか」
「なんか先生っぽいけど……それじゃ、お願いしようか」
・講義お願いします!
・ほんまに先生っぽいな




