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#魔王の晩酌配信 2日目 2

「さてさて、待たせてしまったのう。

では、募集しておいたお題なのじゃがずばり


『間違い電話の経験』


じゃな。

電話を持っていれば一度は経験があるのではないかのう?

そんな話を募集したとこら中々面白い話が集まってきたのじゃ」


・確かにある

・知らない番号から取らないな

・仕事用の電話だと取らないわけにはいかないからな


「まず最初のお便りじゃな。


『魔王様、こんばんわ。

自分の経験なのですが、会社に掛かってきた電話でベタではありますが出前を頼まれたことがありますね。

もちろん、会社のというように飲食業では無いので出前はやっていません。

しかし、時々同じような電話が掛かってきていたので近い番号に中華料理屋があったのかもしれませんね』


という内容じゃな。

これは確かにアニメや漫画でよく見るテンプレの間違い電話じゃな」


・ほんとうにあるんだな

・実際にあるからテンプレか

・昔はこの間違い多そうだよな


「さて、どんどん読んでいくぞ。


『マオちゃん、こんマオ〜!

私はコンビニに勤務していたのですが、ある日お客様からクレームが。

何でも30分前に購入した商品が入っていなかったというのです。

お客様はかなりお怒りで中々話が通じませんでしたが上手く宥めながら話を聞くと男性店員に売ってもらったとのこと。

この時間は男性の私と同僚の女性一人で店を回していたのですが、私は30分前どこらか1時間ほど裏方の仕事をしていてレジには立っていません。

更にその時間帯に売れた商品も調べたのですが、お客様が購入したという商品もありませんでした。

そこである可能性に気づいて話をしたみたら予想がドンピシャりでした。

実はウチの店は○○駅前店と付いていますが駅から徒歩3分くらいは離れていて、もっとその駅に近いお店というのはあります。

その駅前で購入して商品が入っていなかったというわけですが、駅前だったので駅前店という名前が付いている私の店に電話してきたというのがオチでした。

なぜこのようなややこしい事になっているかというと私の働く店は当初は駅に一番近い店だったのです。

そこで○○駅前店と名付けられたのですが、後々コンビニが乱立していく中で更に近い店が出来ていったというのが原因でした。

今でもお客様の「あ、そうか」とバツが悪く切っていった声が忘れられません。

長くなりましたが今後の活躍も応援してます!』


という内容じゃな。

同じ看板のコンビニでも個々に営業しておるから違う店にクレームを入れてもその店の迷惑にしかならんというわけじゃな。

こういうときはレシートに電話番号が載っておるのだそれを見ると良いぞ。

多用するお店のレシートは1枚くらい忍ばせておいた方が良いかもしれぬのう」


・なるほどな

・確かに思ってもみない店名だったってのはある

・コンビニ多すぎるからな


「先程の便りが長かったので次で最後にしようかのう。


『マオちゃん、おはマオです!

私は普段知らない番号の電話に出ないようにしていたのですが、その時はつい通話を押してしまい電話に出る事になってしまいました。

私が電話を取って「もしもし」というと相手が女性である事が分かりました。

女性はかなり興奮した様子でいきなり


「おめでとうございます!

元気な男の子が生まれましたよ!」


と私に告げたのです。

私は当時、結婚どころか恋人もいませんでした。

身に覚えは当然ありません。

私は恐る恐る


「あの〜間違い電話では無いでしょうか?」


と告げると、女性が


「○○さんのお電話では無いのでしょうか?」


と違う名前を告げたので


「違います」


と答えました。


女性は平謝りしながら電話を切りましたが、身に覚えがないとは言えヒヤリとする間違い電話でしたよ。

自分も電話をする時は必ず相手の名前を確認しようと思いましたね』


という内容じゃな。

このような間違い電話が掛かってくると男はヒヤリとしてしまうのじゃろうな」


・たしかに

・覚えが無くても怖いわ

・実質的テロ


「皆もこのような間違いを起こさぬようにくれぐれも相手の名前は確認するのじゃぞ」


・りょーかい

・分かりました!

・イエス、マム


「さて、前回の反省を活かして今日はこのくらいで切り上げておこうかのう。

また晩酌配信は雑談枠としてやっていくので時間が合えば見て欲しいのじゃ。

それでは、おつかれじゃ!」


・おつかれ〜

・乙

・おつかれ〜

Q:この中に作者の実体験は幾つあるでしょう?


A:全部

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― 新着の感想 ―
[一言] 作者の経験濃すぎで草
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