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コラボカフェ企画 3

その後、追加されたメンバーが予想通りに最近の二人と馴染みが深い、セシムと巫女であると知らされる。


二人で出していたアイデアに加えて、セシムと巫女の意見も合わせて提出し、試食会では遠い地にいる巫女を除いた3人で赴き、実際に飲食して意見を出し合うなどの積極的な活動を行ったのである。


こうして、コラボカフェの準備は万全となり、後は当日を迎えるだけ。


席は90分限定の5部制となっており、事前予約は既に完売。


ここまでの準備を整えてきたユウマオにとっては、後は成功の報告を聞く……それだけの筈であった。


「お二人とも!私の推しがメインのコラボカフェに行きたいんですけど、付き合ってくれませんか?」


隣に住む響子からの誘いを受けるまでは。


本来ならば断るべきなのであろうが、これまでの経緯を見ても分かる通り、ユウマオの二人はとにかく隣人に甘かった。


ニコニコ顔で誘ってくる響子を無碍に出来ない程度には。


こうして、響子の誘いに乗ってまんまと初日のしかも一部という、当人たちからすれば割と地獄ではあるが、付き合うと決めた以上は仕方ない。


「これって偶然だと思う?」


「作為的な物は感じるのじゃが……確率はゼロでは無いからのう。

ただ運が良かっただけという線も捨てきれぬ」


「そっか〜まぁ、疑ってもキリがないからね」


あの女神ならばこのくらいの事はしそうではあるが、確証が無いのに問い詰めるわけにもいかないだろう。


こうして3人は席へと案内されるのだが、予想通りにコラボカフェの内装は、今回のキービジュアルで統一されており、それぞれの席には、キービジュアルが描かれたランチョンマットが敷かれていた。


システムを説明する店員の話では、こちらは持ち帰り自由という事で、汚したくない人は先にカバンにしまってくださいとのことであった。


当然ながら響子はそそくさとランチョンマットを畳んでカバンの中に入れている。


細かいシステムの説明も終わり、注文はテーブルのタブレットからと最後の説明がなされてスタッフは一旦捌けるのであった。

少し短いですが、現在久しぶりに高熱が出ており、まともに思考が働かないのでご勘弁を。

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