#宇宙世紀マイナー話 3
「じゃあ、ざっと話を見ていくとして…先ずは名作と名高い作品からかな。
蒼い主人公機が特徴の三部作だね」
「これは話によく聞くのう。
後の作品でも見るから公式で気に入られておる感じがするのじゃ」
・これめっちゃ好き
・一号機の量産頭こそ至高
「それは間違いないだろうね。
この主人公機には短時間だけスペックを大幅に上げるシステムが搭載されてるんだけど、後にこれを改良したと思われるシステムを搭載した機体が出てくる作品もあるからね」
「この作品で良くある事じゃな。
その物語の中では失われた筈なのに、何故か後の世には広まっていたという」
・ハデスだっけ
・妖刀とかあった気がする
「この作品シリーズに触れている人は承知してると思うけど、物語が始まると大体実験機が2〜3体……つまりは2号機か3号機まで用意されているんだよね」
「これは実験のデータ取りが目的であるから理に適っておるのう。
大抵、稼働しておるのは2号機までで3号機はパーツ取りによる部品補充用かのう」
・あるある
・お家芸だよな
「もしくは3号機が不安定な実験装備を持ってるとかかな。
それでここからが後付けの話なんだけど、作品も終わって数年後……当時の人気にあやかりたい場合は必ず出てくるんだよね、幻の4号機が。
もしくは、幻の0号機とかね」
「資料や設定だけはあったという奴じゃな。
大抵はその後に設定を拾った漫画や小説が出来上がるというわけじゃな」
・なるほどね
・そりゃ後付けになるわ
「元々が存在しないはずの機体だから無茶な後付けになりやすいって感じだね。
因みに伝統芸である同系統の機体が3号機まであって、2号機が奪取されて敵になるきっかけになった作品があるんだけど」
「宇宙世紀で83年の作品じゃな。
ここから伝統芸能が始まったと言って良いのう」
・作品自体は名作
・大人になって見ると主人公たちの行動原理が分からなくなる
「作品の中では3号機まで出てくるんだけど、実は4号機もあるし、0号機もあるんだよね」
「4号機は機体の表面装甲を換装して擬態して登場したのは知っておるがの。
0号機もあったとはのう」
・ゲームで見たな
・4は知ってけど、0は初めて聞いた
「まぁ、こっちは本当に表には出てこないような機体だからね。
ゲームで知ったって人も多いと思うよ」
「ふむ……何というか想像以上にフワフワしているのう」
「映像化されてない作品なんてそんなもんだよ」
・言っちゃった!
・非公式含めるととんでも無いからな




