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#田中家 〜TRPG回 2〜

「それじゃスタートするわよ。

っと、その前に3人の関係は普段からパーティを組んでいるでいいのかね?」


「それでいいんじゃない?」


「その方が話は早いのう」


「それ以外にパターンとかあるんですか?」


「シナリオにもよるけど同じ依頼を受けた他人で依頼主の前で初対面するパターンとか。

後はクエストをやっている最中に先に受けて先行していたか、全く関係ないのに巻き込まれたとかも出来るな。

その辺りが発想次第で自由に出来るのがTRPGのええ所やね。

ただ、君らは初心者やから既に顔見知りでPT組んでいるって方がロールプレイしやすいと思う」


・なるほど

・最初から顔見知りじゃ無くてもいいのか

・何なら敵組織の一員からの登場でもいいしな


「みんな問題ないみたいだしPT組んでる顔見知りでいいよ」


「じゃあ、最初は馴染みの酒場で3人で話しているシーンからスタート。

グラスランナーは問題ないけど元々はエルフとドワーフは仲が悪いし、エルフは清楚、ドワーフは野蛮で酒好きを意識するとやりやすいで」


「そのパターンなら私から始めるのがいいでしょうね。

では、失礼して。


ガッハッハっ、やはり酒を飲んでおる時が一番生きていると実感するのう!

おおい、こちらにもう一杯エールを寄越してくれ!」


・おお!

・上手い

・これはドワーフ


「次は僕だね。


その下品な笑い方と飲み方はやめて下さいませんか?

こちらの品位が疑われそうですわ」


・テンプレエルフ

・声も清楚に変わったぞ!

・相変わらずポテンシャル高いな


「最後は妾じゃな。


まぁまぁ、2人とも。

そんなにいがみ合わずに食事の時くらい楽しくしようよ!

ほら、ユウにはサラダ。

ルーナには追加のお酒持ってきたから」


ドワーフ「ガッハッハっ、気の利く小僧に免じて今日は勘弁してやろう」


エルフ「そうですわね、食事は楽しく感謝を捧げる場面。

マオの顔に免じましょう」


グラス「そうそう!

食事は美味しく楽しくするのが一番だよ!」


・これは良いロールプレイ

・エルフとドワーフを上手く取り持ってる

・バランスの良いPTだな


GM「そのように楽しく会話しているところに冒険者ギルドの職員がやってきた。

手には一枚の紙が握られている」


職員「楽しく会話しているところ申し訳ありません。

お三方に是非とも受けて頂きたいクエストがあります」


GM「ギルド職員はそう言って持っていた紙を手渡そうとしてくる。

君達はそれを了承して紙を受け取るかい?」


「ふむ、受け取って良いのではないか?」


「受け取らないと進まないしね」


「私も賛成ですわ」


「それじゃ、受けとるということでシーン再開」


ドワーフ「なんじゃ、なんじゃ。

こんな所に依頼を持ってくるとは緊急事態か?」


エルフ「とにかくクエストを見てみましょう」


グラス「そうだね!

お姉さん、それ確認させてもらうよ」


GM「君達が紙を見るとそこには南にある村からの依頼だということが分かる。

近くの洞窟にゴブリンが住み着いたので倒して欲しいという事であった」


・出た!ゴブリン!

・ヘルメット被った人来ない?

・最近はやたらと活躍しているゴブリンさん


職員「知っての通り、ゴブリンは早めに駆除をしなければ村に多大な被害を与えつつ勢力を増大させてしまうことになります。

そこで我がギルドでも安定しているお三方に是非お願いしたいと思っております」


ドワーフ「ふむ、良いのではないか?

最近鈍っておったし肩慣らしには丁度良いじゃろ」


エルフ「村に被害が出る前に何とかしたいですわね」


グラス「というわけで僕たちはこの依頼を受けることにするよ。

早速準備していこうか」


職員「ありがとうございます。

お三方の活躍を期待しています」


GM「こうして君達は南の村に住み着くゴブリン退治をすることになった」


・自然な導入

・自然薯挿入

・↑やめなさいw

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