#ベテランVS新人の学力テスト 1
「せんぱーい、揶揄わないでくださいよおおお」
・うん?
・なんだなんだ??
「あ、いまスタートしたから多分さっきの声入っちゃってる」
「ええええ、勘弁してくださいよ!」
「ほら、いいから黙って黙って」
・騒がしいw
・これ、バロックちゃんやろ
「え、ええと……気を取り直して、こんユウ!
元勇者のユウだよ」
「元魔王のマオじゃ……って、この名乗りは久しぶりじゃな」
「今日は新人来てるから初心に帰ろうかと思って。
というわけで2人とも自己紹介どうぞ!」
・新人楽しみ
・今回濃ゆいからなぁ
「Yo、Yo、式バロック、よろしくYo」
「バロックはそんな挨拶じゃったか?」
「無いと困ると思って昨日考えてきました」
・意外と真面目?
・備えてきたんや
「普通で良かったんだけど、まぁいいか。
最後、お願い!」
「はーい、モニターの前の子猫ちゃん達……お待たせしちゃったかな?
君のお耳の恋人、犬飼クレハだよ」
・あっ(尊死)
・早くASMR出してくれ
「おお〜早速リスナー達が発狂してる」
「コメントが加速しておったのう。
さて、今回の企画なんじゃが、我々4人で学力テストを行うことになったんじゃな」
「うおおおおお、テストやだああああ!!」
・駄々っ子
・これは期待薄
「バロックがかなりヤバいんじゃ無いかって思ったけど、そんなに自信ない?」
「え?自信ありますよ」
「でも、いまやだって……」
「やったーーーー!!って言ったら叫んだ分だけ声が濁っちゃいましたね」
・やったー!なのかよ
・紛らわしい
「自信があるなら結構じゃな。
さて、クレハの方は……」
「はっはっはっ、任せてくださいよ。
子猫ちゃん達のためにもいい点とって見せないとね」
・これは一流の品格
・期待大やね
「これ期待出来そうかな。
かくいう僕も自信は無いんだけどね。
こっちの世界の教育をちゃんと受けたわけじゃないからなぁ」
「まぁ、何とかなるであろう。
さて、ここからは5教科の点数で競っていくぞ」
「うおおおおお、やってやりますぜ!!」
「気合いだけは凄いなぁ、バロック」
「あ、でも、こう見えてしっかりしてるんで。
僕はめっちゃ助けられてもらってますよ」
・そうなんや
・クレハさんの方が保護者っぽいけど
「え、そうなの?」
「分からないこと聞いたら何でも教えてくれますからね」
「えいぎょーぼーがい!!」
「はいはい、そのあたりで静かにするのじゃ。
それでは初めて行くぞい」




