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#人生シミュレーション 5

「さぁ、人生も晩年。

ここからはターン制限なく、全員がゴールしたら終了だよ」


「う、うう、借金が返せないでち」


・これが借金地獄

・借金は怖い


「かなり減ったんじゃがのう。

これまでの流れから行けば、最終マップは一番美味しいのでは無いかえ?」


「そうだね。

もう能力上げる意味も無くなってるから殆ど収入のイベントばっかりだよ」


「……いいや、このセシム!

最後に一発大きな花火を打ち上げてみせるでち。

最後は大逆転コースに行くでち!!」


・流石ギャンブラー

・オチは見えた


「大逆転コースはその名の通りに一発逆転が狙えるコースだね。

ただ、カードは全て没収されるから出目は自力のリアル運次第」


「望むところでち」


「さて、まずは妾の番じゃな。

妾は普通の版年コースで……うむ。ラッキーマスに入っただけで2億入ったのじゃ」


・貰いすぎ

・急に単位でかいな


「大過ぎじゃないでちか!?

こっちも負けてられないでち……幸運マスで1億ゲットして借金が無くなったでち!

更にチャンスカードのレベルアップでちか」


「これが一発逆転の要素だね。

チャンスカードのレベルが上がると賞金が倍々に上がっていくし、怖くなったらその時点の賞金受け取って帰ることも出来るんだよ。

でも、一度でもマイナスのマスを踏んだらそこでオジャン。

チャンスカードは無くなって賞金0になって強制退去だね」


・なるほどね

・あんまりメリットない気が……


「ふむ、まさしく一発逆転じゃな。

妾たちは普通のコースを地道に進むとするかのう」


「ふっふっふっ、ここで僕が買い集めたカードたちが火を噴くんだよね。

さっきも話したけど、ゴールマップは全員がゴールしたら終わりだから、なるべく小さい数字を踏んで幸運マスを踏み続けるべき。

と言うわけで牛歩しまーす」


・賢い

・これは強い


「ず、ズルいで……あ〜ここでトラブルとか嘘でち!!」


「残念、これが現実」


「あ、でも、そのせいで一番最初にゴール出来そうでちね。

こうなったらトップの賞金で……」


「あ、今回は順位による賞金は無いよな。

精々他の人がゴールする間にみみっちい年金ルーレット回すくらいだね」


「す、救いは無いんでちかあああ!!」


・無いな

・流石オチ要因


「と言う事で結果なのじゃが、見ての通りにダントツ一位のユウ。

程よい成績の妾、ダントツで最下位のセシムとなったのじゃな」


「まぁ、今回はガチガチの理詰めでやったからね。

このゲーム、勝ちたいなら僕みたいに結婚せずに物件も買わず、ひたすらカード集めて幸運マス踏み続ければ良いと思うよ。

面白みは無いけどね」


「何というか……ある意味リアルなのが嫌じゃな、このゲーム」


・1人の方が稼げるのがね

・深く考えないでおこう


「みんなでやるなら楽しいとは思うんでちけどね。

ちょっとゲームとしては面白みが少ないでち」


「友達とやるなら縛り入れるといいかもね。

ま、今日はこの辺りで終わろうか」


「うむ、皆もよく付き合ってくれたのう」


「また何かして遊ぶでち」


「それじゃ、最後は一緒に……」


『おつかれ〜』


・おつかれさま

・おつかれ〜

ゲー無よりはマシだと思いますが、それでもゲーム性はかなり低いというのが感想ですね。

イベントマスで数億単位で上限するので給料の意味が無いのと、不動産収入が無くてこちらもシステム的に死んでるのが辛いです。

あっても給料もらう回数が極端に低いので、この辺りを何とかしないと次回作は辛いと思います。

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