#人生シミュレーション 2

「先ずは妾の晩からじゃな。

赤ちゃん時代のマップは金色のマスの中に一つだけ青色のマスがあるのう」

「見て直感的に分かるとは思うけど、金色は良い事が起きて、青色は悪いことが起きるマスだね」

「それなら金色のマスの中でも特別感のあるのはもっと良いことが起きるってことでちか？」

・良いことありそうだよね

・青は電車だといい事あるけどな

「それで合ってるね。

この辺りは直感通りでいいと思うよ」

「最初は青に止まる心配もないから思うままに振ってみるとするかのう……それ！」

「お、普通の金色マスだね。

赤ちゃんの頃から知識を得ようしてるや。

何だかマオらしいね」

・知識はマオちゃんっぽい

・頭の良い子に育つかな

「次はセシムの番でちね……これはどうでちか？」

「お、特別な金マスじゃな。

センスが一気に上がったのう」

「次は僕の番だね。

出目は普通の金色マス。

体力が上がったよ」

・2人ともそれっぽいな

・全員がそれっぽい結果で笑う

「うむ、皆幸先が良いのう。

……そう言えば今気付いたのじゃが、今回操るコマは本物のボードゲーム仕様になっておるのう」

「そうだね。

元々のゲームのコマは車型で運転席に自分、

助手席に配偶者で後ろに子供を乗せる仕様になってるんだけど、ゲームのコマも全く同じだよ」

・2台の穴に子供コマ入れるんだよな

・こんなんあったなぁ

「そうなんでちね。

セシムは本物は見たことがないから知らなかったでち」

「まぁ、昔ながらのボードゲームなんて取り扱ってるところ少ないだろうしね」

・今じゃ見ないよな

・簡易版しか見たことない

「そんな事を話していたら特にトラブルもなく赤ちゃん期を過ぎたのう」

「天使と悪魔も見守ってくれているで……あれ？

天使くんはともかく、悪魔って女の子だったでちか？」

「過去作やってると悪魔くんのイメージだけど、今作は女の子になっちゃってるんだよね。

ひょっとしたら髪を伸ばしただけの男の娘の可能性もあるけど」

・やめろ、その設定は俺に効く

・あああああ性癖壊れちゃうよお

「コメ欄が発狂しておるのう」

「まぁ、ゲーム内のキャラクターの性別もあって無いようなもんだから。

この後も段階的に横並びで進んでいくよ」

「うーん、やっぱりレース要素がないのは双六的には微妙でちね」

・白熱する要素がね

・そこも盛り上がるところだからなぁ