#日本は凄い国　３

「あ、スポーツ選手の方も話したかったけどマオに交代する時間だね」

「うむ、そちらはまた後で聞かせてもらおうかのう。

妾はやはり日本の技術力と安全さについて話させてもらうとするかのう」

「ああ、日本の技術力は誇れるって話はよく聞くもんね」

・やっぱり日本の安全神話だな

・となると鉄道の話かな

「建築の話でも良いのじゃがのう。

やはりここ最近の話題では鉄道の話になるのじゃな。

一応今回は日本を褒める話をするので、アジア諸国の方は比べる時に軽くさらう程度にするからのう」

「結構話題に関わってはくるんだけど、そこまで掘り下げてると時間が無くなるからね」

・了解

・分かりました

「先ず、日本の鉄道技術じゃが、安全安心というのは常に言われておる事じゃな。

加えて工期も基本的に伸びる事は無い。

伸びるとすれば発注をした国の問題であることが多いのう」

「基本的に日本ほど安全じゃ無いからね」

「うむ、テロなどの暴動や、そもそもの土地の収容が上手くいってないなどじゃな。

しかし、他国の場合はこうなると完全に工事はストップして、伸びた分の費用は発注国で払えよというスタンスなのじゃが、日本はそれでも屈せずに動き、収容で苦戦しているところには自ら赴いて説得をするのじゃとか」

・根性座っとるわ

・仕事だからこうしたほうがいいですよねの精神だな

「ほんと、その状況なら全然サボっても文句言われない環境なのにね」

「そして建設作業なのじゃが、他国の場合は自分の国から大量の労働者を連れてきて一気に作るそうじゃな。

但し、周りの状況に一切配慮せぬため、環境汚染や騒音、事故などが問題視されておるのう。

また、新たな雇用を生むチャンスを潰されているので地元民の反感を買いやすいようじゃな」

「そりゃ、よく分からん異邦人達に占拠されて言葉も通じないからね」

・確かに反発強そう

・ゴリ押しで進めてそうだもんな

「しかし、日本の企業は現地の人達を雇い、彼らに技術を指導しながら仕事を進めていくんじゃな。

こうする事で雇用が生まれ、日本が撤退した後も自分たちの手でメンテナンスを行える。

このように先の未来まで見据えた仕事を出来るのが日本の強みじゃと思うのう」

「しっかりと現地の人と協力して、足並みを揃えて未来へと向かっていく。

自分たちだけが幸せになる訳ではないのが日本の強みだよね」

・これは本当に誇らしいな

・日本自慢が出来るぞ