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#魔王の晩酌配信 〜改めてのご挨拶 3〜

「おお、待たせたのう。

それでは次の便りを読んでいくかのう」


・おかえり

・おかえり〜

・待ってた!


〈魔王様、こんばんわ。

僕のお酒の失敗はズバリ恋愛です。

密かに想いを寄せていてよく遊びに行っていた女性と晩御飯を食べに行った時のこと。

私はその前の日に仕事でストレスを感じたことがあり、ついつい深酒をしてしまいました。

それで気が大きくなり、彼女のパーソナルスペースをズカズカと踏みにじりまくった挙句にキスをしようとして頰を叩かれて逃げられてしまいました。

その後に謝ろうと電話しても受け取ってもらえず、謝罪のメールをしても受け取ってもらえませんでした。

今でも深く後悔している失敗です〉


「ふむ、確かにお酒で気が大きくなってしまう事はあるかもしれぬが暴走は良くないのう。

それは酒で己を見失い制御出来ませんと宣言しておるようなものじゃからな。

女性の立場になってみたら自分の知っていて心を許しておった男性が突然豹変したのじゃから怖かったと思うぞ。

この便りをくれた者には悪いが妾は女性側の味方じゃ。

これで男性恐怖症などになっていない事を祈りたいのう」


・なるほど

・これは女性視点ならではの意見だな

・確かに女性側からしたら怖いよな


「少し重たい話になってしまったのう。

次は少し笑える話にしようかのう」


〈魔王様、こんばんわ!

私は嫁と東京観光に来て2人で憧れの海のテーマパークに行きました。

海の方は大人を対象にしていてお酒が飲めるという事で私は妻と一緒にお酒を飲みながら食事をしていたのですがそれが良くなかった。

お酒は少量だったのですが初めての海にテンションが上がり、ハシャギながら回っていたら昼過ぎには2人とも疲れ果てて乗り物に乗る体力が無くなってしまったのです。

お互いにあの時は酷かったと笑い話になっているのが救いですが、次回行くことがあればお酒は飲まず、体力配分に気をつけたいです〉


「うむ、あそこは妾達も行ってみたいと相談して計画をしているところじゃな。

最初は海ではない方に行くつもりじゃが、確かにテーマパークでは体力配分を考えた方が良いのう。

特に夏の暑い日は熱中症にならないように気をつけるのじゃぞ」


・気持ちはわかる

・飲みたくなるよな

・夜にショーが見える場所確保できると最高


「ふむ・・・やはり皆とこのように話しながら酒を飲むというのは気分が良いのう。

・・・ひっ!?」


・どうした?

・なにがあった?

・魔王様が悲鳴をあげただと!?


「扉が少し開いて奥からユウが笑顔でこちらを覗いておったが・・・あれは怒っておるのう。

・・・なんと、もうこのような時間であったか!

今日はこの辺で配信を終わろうかのう」


・ユウちゃんが怒ってるw

・それは怖いw

・ゆっくり休んでもろうて


「最後に妾の失敗を紹介しようと思ったのじゃが間違いなく今じゃな!

それでは皆の者もあまり遅くまで起きずにしっかり寝るのじゃぞ。

おやすみなのじゃ」


・いいオチがついたなw

・おやすみ〜

・ごゆっくり〜

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