#ランチと愉快な仲間たち 1
「あーあー、音入りましたので始まりましたよ。
先ずは僕からの自己紹介ですね。
オーレショー所属の昼時ランチやで〜まいど!」
「今日は最近人気が再燃したあのサバイバルゲームをマルチプレイでやってくで。
というわけで、えーっと、左から自己紹介してもらってええですか?」
「どうも〜くじよじ所属の田中ユウだよ」
「同じく、くじよじ所属の田中マオじゃ」
「右……いや、左に同じでくじよじ所属の堕天セシムでち」
「どうも〜皆さん、呼びかけに集まっていただき感謝ですわ」
「ランチさん、ランチさん」
「ユウちゃん、どないしたんや?」
「ここ、もう殆どくじよじみたいなもんだから、ランチさんもくじよじ所属でいいんじゃない?」
「あ、御社がそれでええんでしたら……って、なるかバカぁ!
たった1人でも会社背負ってやってきてんねんで、こっちは」
「同期とか友達はおらんのか、お主は」
「ちゃうねん、ウチら其々にキチンと配信スケジュール取ってる子が多いから突発のフットワーク遅いんよ。
その点、ユウちゃんとマオちゃんはフットワーク軽い上に誰か連れてきてって頼んだら直ぐに連れてきてくれはるやろ?
その点が助かって……って、セシムちゃん?
さっきから反応ないけど生きとるか?」
「え、あ、大丈夫でちよ!
緊張とか全然してないでち」
「と言いつつ一番緊張してるんだけどね。
この子、内弁慶だから慣れてきたら喋ると思うから」
「お、おお、それでええんやったら構わんけど」
「それよりもゲームの紹介をいい加減にせぬか?
このままだとトークだけで時間が終わるぞ」
「僕はこのままトークだけしててもいいんですけどね。
まぁ、リスナーの皆さんも期待してくれてはることやし、ゲームの説明からさせてもらいまひょか。
セシムちゃん、大丈夫!!」
「ひゃっ!!
だ、大丈夫、大丈夫だから続けて」
「語尾忘れるくらい大丈夫じゃないじゃん」
「このままでは進まぬのう。
本日プレイするのは30分間生存を目指すゲームのマルチプレイじゃな。
最大4人までプレイできるというマルチプレイ要素が約三週間ほど前に実装されたのでやっていこうという事じゃよ」
「代わりに分かりやすい説明ありがとうございます。
ソロプレイやってたらどうしても人と喋りながらやりたくなったので募集かけたらこの3人が釣れたっちゅう訳やな」
「ランチさんの場合は喋りメインでしょ。
とりあえずステージとキャラ選ぼうか」
コメントが無いのは、コラボ中で反応できないので見えないように設定しているだけです。
私の書いた話に慣れている人にはきっと見えないコメントが見えるはずです。




