#堕天使の恋愛相談 魔王もいるよ 1
予約投稿し忘れていました。
申し訳ありません。
タイトル少し変えました。
「ザコザコなお兄さん、お姉さん達、よくここに集まったでち。
天界から地上に堕ちた堕天使、堕天セシムでち。
今日はゲストを呼んでいるでち」
「皆の者、こんマオなのじゃ。
知っておる者も多いじゃろうが、改めて挨拶をさせてもらうぞ。
異世界から来た元魔王の田中マオなのじゃ」
・こんマオ〜
・こんばんわでち
「今日は恋愛相談のハガキを読んで悩みに応えながら、ゲストの恋愛観も丸裸にしていこうという企画でち。
……正直マオ先輩に恋愛って合わない気はするんでちよね。
いや、パートナーがいるのは分かっているんでちが、家族って感じがして恋愛って言う空気感ではないというか」
・分かる
・めっちゃ分かる
「確かに一緒に暮らす家族という感じで恋愛とか恋人、夫婦とかの言葉を当てはめても無理矢理な気はするのう。
正直、妾も誘われた時は自分で良いのかという疑問はあったの」
「コメント欄も分かるで溢れてるでちね。
とは言え、想像できない人の恋愛観を解いていくのも楽しみの一つでち。
それにマオ先輩はこういう相談の受け答えは得意そうでちね」
・確かに
・相談したら真剣に考えてくれそう
「うーむ、相談されれば答える事はできると思うのじゃ。
でも、基本正論でパンチするぞ?」
「ああ、彼氏が浮気してるかもしれないからどうしたらいいでしょうか?
とか来たら別れたらって返しちゃうタイプでちかね」
「もう少し詳しく話を聞きたいところではあるがのう。
ただ、それに近い事はするであろうな」
・流石は魔王w
・正論パンチ強そう
「なるほどなるほど。
でも、安心してくださいでち。
セシムも割と同じタイプでちよ」
「下手に優しさをかけて慰めても先がないことが分かっておるならその者の為にならんからのう。
それでアドバイスを聞かないのであれば、どのみちその者の中では答えが決まっておって相談の意味など無いのであろうよ」
・辛辣やな
・いや、言いたい事は分かるよ
「マオ先輩……めっちゃ分かるでち!
結局、その子の中では答えは決まっていて後押しして欲しいだけなんでちよね。
でも、それなら全肯定してくれる友人に相談(振り)をして、真剣に悩んでいる人も多いここに送ってくるなって気分になるんでちよ」
「……いや、そこまで酷い事は妾は言えんよ。
その者とて勇気を持って送ってきてくれた事には変わらんであろうからのう」
・梯子外したw
・外すタイミング完璧やん
「う……これ以上喋るとセシムが酷い奴で終わりそうなのでハガキの方にいくでち」




