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武術覚書  作者: asada11112
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064 勁の作り方その1

勁の作り方その1


まずは歩く。

身体が上下左右にブレない様に、

これが基本となる。

(例えば八卦掌の尚泥歩)


相手にその歩き方で近づき、両手で相手の両肩を軽く押す。

勁を喰らい慣れた人間は、

弾かれたミニカーの様に後ろにタタラを踏む。

歩く時にブレが起きていると、

相手は動かない又は、押し返してくる。


次に自分は、

右手だけストレートパンチを打ち終わった体勢になり、

手を出したまま勁の歩き方をする。


補助人は、それを横から、

摩擦を使って止める。

進んで行く腕を正面からではなく、

両サイドから手で挟む様に、

自転車のブレーキの様に腕を挟んで止める。

相手の歩きごと止めてしまう。

自身は歩き続けている(パワーが出ている)のを補助人は無理に止め続ける。

(正面から拳を止めると勁が消えてしまう。)

サイドから挟み込んで止めると、

勁が生きている。

運動としては止まっている筈が、

勁は発生したままである。

(これが蓄勁)


その状態から、相手は私の拳を正面から止める。

補助人は挟んでいる手を離す。

私はブレーキが無くなったので再び歩き出す。


すると、

私の拳を正面から止めている相手は、

勁の歩き方で当たった時と同じ様に後ろにタタラを踏む。

物理学的には起きない筈の現象であるが、

人体は複雑な機構をしているため、

教科書の様な物理現象とはならない。


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