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武術覚書  作者: asada11112
163/187

163 『漁夫の利おとこ』

163 『漁夫の利おとこ』


この前の練習会の頭、師匠に、


師匠「お前の所属する神仏は、

『高尾山の天狗さん』だから、

御守り買って祀ってみなさい。」


と言われた。


なんでも、東京支部の生徒の一人が、

父親が病気を患ってしまって風水を相談に来たらしい。


そのとき師匠が現場で地図を比べつつ見た時に、

川のカーブの頂点近くに、

彼の住居が建っている事に気がついた。


その川は、土地の悪い気を海まで流す役割になっていて、

彼の住居がその悪い気の流れを被ってしまっている事がわかった。


どうするか考えている時に、

お地蔵さんや小さな祠が幾つも彼の住居前の通りに直線で並んでいる事に気が付いた。


地図を見ると、

その直線上には『高尾山』が有った。


直感的にこの場所を管轄している御神仏が、

『高尾山の天狗さん』であると感じた師匠は、


知り合いの霊能者・Kさん(以前から度々本作に登場する)に連絡して、


その天狗さんに生徒の守護を頼んで貰う様に依頼して、

生徒には高尾山(の、薬王院)の御守りを買う様に指導したが、


師匠「その時にasada、

お前もここに所属するのが直感的に気付いたの」


との事。

‥‥‥‥‥‥話が長い。



師匠「本当にお前、『漁夫の利おとこ』だね〜」

との事。


実は武術の練習で、

私は師匠が他の人を指導しているのを見て、

出来る様になる事が結構あり、

師匠が私を直接指導をした時よりも出来るようになる頻度が高く、

いつも師匠より、

『漁夫の利おとこ』

と言われていて、


今回の案件でもそうなってしまったのである。

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